しろくまちゃんのほっとけーき (こぐまちゃんえほん)しろくまちゃんのほっとけーき (こぐまちゃんえほん)
(1972/10)
わかやま けん

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今日とりあげた「しろくまちゃんのほっとけーき」は、先日紹介した「「こぐまちゃん たんじょうびおめでとう」とおなじくこぐまちゃんシリーズの絵本です。

この本、私も子どもの頃に読んでいて、大好きだった絵本のひとつです。
当然、娘にも読んであげるつもりでいたのですが、娘が2才になる直前、古い友人から「娘が選んだ絵本なんだけど」とプレゼントしていただきました。

「しろくまちゃんのほっとけーき」は、こぐまちゃんのおともだちのしろくまちゃんが、お母さんといっしょにホットケーキを作って、こぐまちゃんにご馳走するというお話です。
多々ある「こぐまちゃんシリーズ」のなかでも、白眉の出来の絵本だと思います。
この絵本が、子どもの心をつかんで離さないのは、なんといっても、ホットケーキを焼く場面が秀逸なことにつきると思います。
「ぽたあん」「ぷつぷつ」「ふくふく」・・・という擬音をつかったホットケーキのできあがり過程のおいしそうなこと!
娘はいつもこのページにくると、指で場面を指しながら読んでいます。

こーんな楽しくて、おいしそうな絵本はそうないと思います。
実際にうちで作るホットケーキより、おいしそうな気がするのは、多分、私だけではない筈(笑)

うちでも、多くの家庭と同様、この本に触発されて、娘と一緒にホットケーキを作ったことがあります。
ところがうちの娘は、卵を割ったり、ボールにいれた種をかき回すのことは、大喜びだったにもかかわらず、実際に食べる段になるとすっかり興味を失い、ちょっとしか食べなかったという、しょっぱいオチがついてしまいました(^^;

読むだけで、ホットケーキを食べたい!作りたい!という欲望にかられるこの絵本。
今後も読み継がれていくことは、間違いないと思います。

ただ、この年になって、大人目線でこの絵本をみると、かなり教育効果を意識した、理性的な作りの本であることに気がつきます。
例えば、こぐまちゃんとしろくまちゃんは、どの絵本でも、お着替えをしたり、お母さんのお手伝いをしたり、お片付けをしています。
単に楽しむだけでなく、しつけを促す効果がちゃーんと用意されているんです。
で、絵本の最後には、ご親切に、この本のねらい、との一文もはいっています。
まあ、お母さんの立場に立った親切なんだとは思いますが、ちょっと興ざめなのは否めません。
まさに蛇足という感じ。
こんな理屈無しで楽しめる絵本に、ねらいの解説をつけるなんて野暮の骨頂!
まさに余計なお世話だと思うのですが(笑)

で、私が個人的に何より気になるのは、こぐまちゃんシリーズといいながら、お料理するのは、しろくまちゃんという女の子であるということ。
主人公であるこぐまちゃんは、しろくまちゃんが作ったホットケーキを食べるだけなんですよね。
(まあ、皿洗いはしてますが)
1970年代は、まだ、お料理するのは、女の子って感じだったのかなぁ?
私は決してフェミニズム的な志向があるわけではないのですが、こういうのって、なーんか時代の負の部分を引き継いでいるような気がしてしまったのも事実。
こんなシンプルな作りの本の中にも、時代の価値観がにじみでてしまうものなんだなぁと思わずにはいられませんでした。
まあ、そんなに目くじら立てるようなことでもないんですが。。。ね(^^;

好きな絵本だけに、些細なことが気になって辛口になってしまいました。
すみません★

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この前の連休中、教育テレビを見ていて、娘が妙に気に入っていたのが「みいつけた」という番組
その番組のコーナーのひとつで「おてて絵本」という遊びを紹介していました。
やり方は簡単。
手をパンパンとたたいて、ぱっと手のひらを開いたら、それが本の見開きになります。
おててを本に見立てて、お話をはじめたら、おてて絵本のはじまりです。

まえに、「オトナノトモ」さんで、この遊びを紹介しているのを読んで、いつかはやってみたいなぁと思っていたのですが、TVをみて、娘はすごく興味を示したので、早速遊んでみました。

もちろんまだ、娘のおてて絵本は、全然お話にはなっていないのですが、聞いていると、結構いっちょまえに話し始めたのには、驚きました。
面白くて、つい何度もリクエストしてしまいました。
最近は、こんなかんじ。
「むかしむかしみーちゃんとままとお父ちゃんがいました」
「ところが、みんなで海に行きました」
「ところが、バナナがやってきました」
「ところが、カがきて、みんなさされてしまいまいした」
「おしまい」
なぜか、必ず「ところが」というフレーズがはいるのがミソ。
どーやら、「ところが」が場面転換の合図のようです。
まだまだ、語法の使いわけはできていないようですが、思っていた以上に、長い文章を作ることができることに驚きました。

これから、どんなお話を聞かせてくれるか、今から楽しみです(笑)

とけいのほん1 (幼児絵本シリーズ)とけいのほん1 (幼児絵本シリーズ)
(1993/03/15)
まつい のりこ

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最近、娘は、いろいろな記号や形が気になるようです。
アルファベットは特に気になるようで、気がつけば、ABCを認識していました。
こうなってくると、バカ親としては、もっといろいろ与えれば、お利口さんになるかも。。。
とつい期待してしまった結果、買ったのがこの「とけいのほん1」でした。

というのも、記号とならんで、娘が気になるのが時計らしく、時計をみると、「3時!」と言って、指さします。
(多分、これは、NHK教育テレビ「おかあさんといっしょ」の影響だったのでしょう)
こんなに関心を示しているなら、ちょっとはやいけど、とけいの読み方を教えてみようかな~と
思った訳なんです。

数ある時計に関する本のなかから、この本を選んだ理由は、ごく単純。
私もこの本で、幼稚園の頃、時計の読み方を教わったというだけのことです。
(今考えるともう少しいろいろ見比べてから買ってもよかったかも。。。)

で、肝心の娘の反応はというと、、、
与えた瞬間は「とけいのほん!」と言って大喜びで、見ていたのですが、やっぱり2歳10ヶ月の子どもには早過ぎた模様(あたりまえだ!という突っ込みは無しの方向でお願いします)
2.3日は見ていたのですが、その後は全く、関心を示さなくなりました。
さすがに、まだ理解不能だったようです。残念★

まあ、過度な期待をこめて、変に教育熱心になってしまったバチが当たったのでしょう。
本人が、この本に関心を示すようになるまで、しばらくは、そのまま本棚に置いておこうと思います。


2010年2月8日追記:最近、娘がようやくこの絵本に、関心を示すようになりました。まだ、時計を読むまでには行かないのですが、まずは、第一歩を示せたかな、と思っています。

2011年4月20日追記:4歳6ヶ月にしてようやくこの本の内容を理解した模様。
「とけいのほん②」 も買って!というので、追加購入しました。が、②の内容は難しくてわからなかったようで、一度読んだだけで、いまのところ放り出したままです。
とけいのほん2 (幼児絵本シリーズ)とけいのほん2 (幼児絵本シリーズ)
(1993/03/10)
まつい のりこ

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ことばのえほん2 かっきくけっこことばのえほん2 かっきくけっこ
(2009/06/10)
谷川 俊太郎

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ことばのえほん1 ぴよ ぴよことばのえほん1 ぴよ ぴよ
(2009/06/10)
谷川 俊太郎

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ことばのえほん3 あっはっはことばのえほん3 あっはっは
(2009/06/10)
谷川 俊太郎

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堀内誠一さんは、私がもっともリスペクトしているアーティストの一人です。
というのも、子どものころ、それと知らずに手にしていた絵本や挿絵の中に、いくつも堀内誠一さんの作品があったからなんです。
昔語りになりますが、私がはじめて完璧に暗唱した絵本は「クリーナおばさんとカミナリおばさん」でした。
私にとっては、忘れられない絵本です。
そのほかにも、「マザーグースの歌」「人形の家」など、読んだ本は、数え上げればキリがありません。

そんな堀内誠一さんの本が復刻された!しかも文章は、言葉の魔術師・谷川俊太郎さんと知り、早速注文してしまいました。
注文したのは、この3冊
「ことばのえほん1 ぴよぴよ」
「ことばのえほん2 かっきくけっこ」
「ことばのえほん3 あっはっは」

どの本も、娘にはおおむね好評だったのですが、特に気に入ったのが、「ことばのえほん2 かっきくけっこ」
五十音の韻とリズムをいかした遊び心に満ちた文章と、それを見事にイメージ化したイラストは、1972年に出版されたとは思えない斬新さに満ちた本でした。
今見ても全く古びていないことに、少なからず驚かされました。

娘は、五十音の語感が面白いようで、すでに一人で本を開いて、読む真似もはじめています。
ただ、なぜか「ん」のページに登場する忍者は、お気に召さないようで、ページを開く前に閉じてしまいます(笑)
怖いんだそうです。忍たま乱太郎は平気なのに、なんでなんだろう??

ただ、私も人並みに親なので(^^;五十音を覚えてくれたのは、正直、ラッキー♪と思っています。
そういう意味でも、思わぬ収穫があった本でした(笑)

次におきにいりなのは、「あっはっは」、最後が「ぴよぴよ」って感じかな?
でも、どっちがどっちと言うわけではなく、気が向けば、どちらの本も読んでーと持ってきます。
本の好みも日々変化するようなので、最近は、子どもの好みを最優先に、自由に本を選ばせて読むようにしています。

あと、この夏、世田谷文学館では、堀内誠一さんの展覧会が開催されました。
残念ながら、もう既に終わってしまったのですが(汗)行ってきましたので、近日中にそちらのレビューもUPしたいと思います。

あけるなあけるな
(2006/12)
谷川 俊太郎

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谷川俊太郎・安野光雅「あけるな」

最近、私が日参してるブログがひとつあります。
「オトナノトモ」
という絵本を紹介しているブログなのですが、めちゃめちゃ読み応えがあります。
私が漠然と違和感を感じていたことを、さらりと言語化してくれているので、読んでいて、なるほどそうだったのか!と思うことの連続。
辛口な言い回しも小気味よく、爽快ですらあります。

そこで、とりあげられていたのが、この「あけるな」という絵本。
安野光雅の挿絵に、谷川俊太郎の文。
この組み合わせだけでも、おおっ!って感じ。

表紙は、煉瓦の壁の中に埋め込まれた厳重に木を打ち付けた、重厚な扉だけ。
そして扉に打ち付けられた木の板には「あけるな」とだけ書いてある。。。
これが開けずにいられますか?(笑)

その場で速攻、密林さんへのリンクをたどり、購入してしまいました。
ただ買ったときには、この本は自分用のつもりだったんです。
と、こ、ろ、が、うちの子、この絵本にめちゃめちゃ食いついてきたんです。

内容はかなりシュールで、子どもどころか大人でも訳わかんない感じなのに、「読んでー」と本をもってくるようになりました。
何が子どもの心の琴線に触れるかって、本当にわからないものだなぁと改めて思い知らされた一冊です。

親ばかとはわかっていても、こういう絵本が琴線に触れてくれるセンスがあるというのは、かなり嬉しかったです。
ここだけの話ですが、おまえ、いいセンスしてるじゃん!と思わずほくそ笑んでしまいました。

こういう部分を上手くのばしていけるよう、成長していってほしいというのが、今の母の密かな願いだったりします(笑)