お久しぶりです。
5月28日に佐藤さとる公認WEB管理人の灯台守さんのミクシィコミュでの呼びかけで開催された「佐藤さとるさん追悼 オフ会 at 横須賀 2017/05」に参加してきました。

2017年2月9日に、佐藤さとるさんが亡くなりました。享年88歳。
書きたいことはすべて書いたとおっしゃって旅立って行かれたそうなので、大往生と言っていいのだと思います。
いつかはこんな日が来ることは、ある程度覚悟していたものの、それが現実と成ってしまうと、正直気持ちの整理がつかず、このブログにも何を書いていいのかわからないまま、早数ヶ月が経ってしまいました。
そんな時に、偶然オフの告知を見て、ファンの皆さんとコロボックルの故郷を歩くことが、私なりの先生へのご供養となるのではないかと思い、思い切って参加させていただきました。

実は、コロボックルの故郷かつ、佐藤さとるさんの自伝的小説「わんぱく天国」の舞台となった逸見を訪れるのは、実は二度目です。
一度目は今を去ること2003年。なんと14年も経っていました。
その当時の日記がこちらw
5月31日に感想が書いてあります。
当時は、灯台守さんと、もう一人コロボックルファンの方と三人で、逸見から按針塚にかけて探索しました。
散々歩き回って、ようやく佐藤さとるさんの生家のあった場所にたどりついた時の喜びは未だに忘れられません。
当時、私はまだ結婚もしておらず、娘も影も形もなかったわけですから、時の流れは早いものですw

14年ぶりに訪れた佐藤さとるさんの故郷は、相変わらず深い緑に囲まれた隠れ里のような場所でした。
一見全く変ってないように見えたのですが、ところどころ道が整備されていたり、昔スーパーだった場所が住宅になっていたりと随所に変化もみられました。
ただ、横須賀を見下ろす高台に位置していて、歩くのが大変なのは全く変わらず、おかげさまでいい運動になりましたw

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佐藤さとるさんの生家周辺から見渡した風景

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もう少し高台から見た風景。
横須賀港が見えます。
佐藤さとるさんのお父さんは海軍将校だったので、港を見渡せる高台に住むことが許されていたそうです。

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生家のあった場所まではコンクリートで舗装された細道をひたすら登って行きます。
このあたりの道は、軍人の家族が住んでいる地域だったので、こんな細道なのにコンクリート舗装されたそうです。

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「手のひら島はどこにある」短編集「井戸のある谷間」に登場しそうな井戸もありました。

びっくりしたのは逸見駅の近くに三浦安針と佐藤さとるさんを紹介する案内所を兼ねた展示コーナーができていたこと。
佐藤さとるさんは、地域おこしにも一役かっているようです。
ガイドをしてくださったおじいさん達は佐藤さとるさんより、三浦安針を愛しているようでしたが(^^;どんな形であれ、多くの人が逸見に来てくれるのは嬉しい御様子で、色々お話を聞かせて下さいました。

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ここが案内所。
せいたかさんが作った三角平地に最初に建てた小屋をイメージして、屋根は片流れになっていました。

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生家へ行く道の途中に、こんなパネルと小人の人形が設置してありました。
これから観光地化されるのでしょうか・・・?(ドキドキ)

生家周辺から按針塚を回った後、昼食をとり、その後佐藤さとるさんのお墓まいりをして帰って来ました。
佐藤さとるさんの戒名は「馨文院童空暁優居士」という先生の作品を連想させる素敵なものでした。

天候にも恵まれ、色々な意味で懐かしく、かつディープで充実したひと時でした。
また折を見て、足を運んでみたいと思います。
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この秋、コロボックルファンにとって、最大のトピックスは、有川浩さんのコロボックルシリーズが本格的に始動しはじめたことではないでしょうか?(笑)
有川さんの「だれもが知ってる小さな国」刊行を受けて、元祖佐藤さとるさんのコロボックルシリーズも、村上勉さんが挿絵を新たに書き下ろした新装版が刊行されました。
2015年11月現在、3巻「星からおちた小さな人」まで刊行されています。











こちらの新装版、村上勉さんの画風の変化を楽しめる本となっています。
旧作?と見比べてみるのも一興かと思います♪
また、有川さんのコロボックルシリーズから読み始める人にとっては、より親和性が高い本に仕上がっている気がします。



あわせて、佐藤さとるさん監修の「コロボックルの世界へ」という、佐藤さとるコロボックルワールドを紹介する本も出版されました。
コロボックルの生活や物語のあらすじ紹介と合わせて、これまで佐藤さとるさんが、あとがき等でチラリとチラリと語ってきたコロボックル誕生秘話的なコラムがまとめて再録されているのが、魅力的な本です。

その他、コロボックルシリーズが講談社文庫に収録された際に、梨木香歩さんや、上橋菜穂子さん達が書き下ろした解説も収録されています。


この本とあわせて読みたいのが、2014年に刊行された佐藤さとるさんの自伝「オウリィと呼ばれたころ―終戦をはさんだ自伝物語」
佐藤さとるさんの実体験が、いかにして作品世界に取り入れられているのかを垣間みる事ができる、とても楽しい本です。
ある意味、最大のコロボックルシリーズの種明かし本だと思います。
私もとても楽しく読みました。
ちなみに表紙の小人さんは、佐藤さとるさんが16歳の頃に描いた小人のスケッチだそうです。

これからの刊行予定の本のなかで一番楽しみなのが、12月に刊行される村上勉さんの画集「コロボックルの小さな画集」です。
村上勉さんの書き下ろしコロボックルに会うのが今から楽しみでなりません♪

今年は、有川さんのおかげて、まさにコロボックルイヤーという感じです。
私のようなオールドファンにとっては、久しぶりのお祭りがやってきたような気分です。
新たにコロボックルワールドに踏み入れた人が、この世界を楽しんでくれることを心から祈っています。

コロボックル絵物語 (Colobockle Picture Book)コロボックル絵物語 (Colobockle Picture Book)
(2014/04/16)
有川 浩、村上 勉 他

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「IN★POCKET 2011年 8月号」誌上で佐藤さとるさんから有川浩さんに引き継がれることが発表されたコロボックルシリーズですが、ついに有川さんの手によるコロボックル物語が、本格的に始動することになったようです。

それにあわせて講談社さんのサイトには、「コロボックル物語特設ページ」が開設されています。
このサイト、有川さんがコロボックルシリーズを引きつぐきっかけとなった
IN★POCKET 2011年 8月号の対談はもちろん、佐藤さとるさんから有川さんへの手紙、ふたたび挿絵を手がけることになった村上勉さんのインタビューなど、大変贅沢な内容となっています。
ぜひご覧ください♪

今回刊行された有川さんの手による「コロボックル絵物語」は、これから始まるであろう物語の序章?のような作品です。
佐藤さとるさんのコロボックル物語を知らない有川ファンにむけてのコロボックル解説書のような印象を受けました。

実は、有川さんは、この前に、絵本「旅猫リポート」というコロボックルが登場するお話を書いていらっしゃいます。

絵本「旅猫リポート」絵本「旅猫リポート」
(2014/02/28)
有川 浩

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それをふまえるならば、今回の「コロボックル絵物語 」は、予告のさらなる予告、という物語なのかもしれません。
この二作からは、まだ有川さんのコロボックルの姿ははっきり見えません。
これからどういう形で、有川コロボックルの全容がわかるのか、もうしばらく待つしかないようです。

正直言って、このような形で、別な方がコロボックルの物語を書き継いで行く必要があるのかどうか、私にはよくわかりません。
ただ、これが佐藤さとるさんのご意向である以上、今後のコロボックル物語の行方を暖かく見守ってゆくことも、ファンの勤めだと覚悟を決めました。

また、この作品によって、新たな世代がコロボックル物語を手に取って、それが結果として、次の世代への橋渡しになるのならば、それはそれで喜ばしいことなのではないかとも思っています。

とにかく、コロボックルたちの新たな冒険がはじまったことだけは、間違いありません。
コロボックルたちの新たな旅立ちにこれからもエールを送り続けるつもりです。

なお、オールドファンにとって、「コロボックル絵物語」の見所は、村上勉さんがほぼ半世紀ぶりに最初の挿絵と同じ場面を、再び描きおろした新作挿絵ではないかと思います。
昔の挿絵と新作を見比べるのは、なかなか楽しい作業でした♪

今回登場するコロボックルたちは、従来の姿よりも、若干ひょろ長い身体バランスとなっているような気がします。
これは、村上さんが、時代差やm地域差を意図してかき分けたのかしら?などとついつい考えてしまいました。
そのあたりも、今後の新作で謎がとけるのではないかと、密かに期待しています。

佐藤さとるファンとしては、皆、思うところは多々あると思いますが、まずは一読して感想などをお聞かせいただけたら、嬉しいです。
お久しぶりです。

佐藤さとるさんの著作権管理を行っている株式会社あかつきさんから、私家版「だれもしらない小さな国」が復刻されます。

この私家版は、佐藤さとるさんが100部ほど印刷して、関係者に配布し、それを見た講談社が出版を決めた、佐藤さとるさんの原点ともいえる、ヴァージョンです。
いまではほとんど流通しておらず、関東近郊では神奈川近代文学館で閲覧可能な程度ではないかと思います。

これを復刻し、さらに新作「ブドウ屋敷文書の謎」がつくという豪華企画!
佐藤さとるファンならば必読の本だと思います。
限定1000冊。

申し込みは今日から開始です。
興味のある方は、こちらからお申し込みください。
http://www.k-akatsuki.jp
コロボックル物語1 だれも知らない小さな国 (講談社文庫)コロボックル物語1 だれも知らない小さな国 (講談社文庫)
(2010/11/12)
佐藤 さとる、村上 勉 他

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コロボックル物語2 豆つぶほどの小さないぬ (講談社文庫)コロボックル物語2 豆つぶほどの小さないぬ (講談社文庫)
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佐藤 さとる、村上 勉 他

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コロボックル物語3 星からおちた小さな人 (講談社文庫)コロボックル物語3 星からおちた小さな人 (講談社文庫)
(2011/05/13)
佐藤 さとる、村上 勉 他

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コロボックル物語4 ふしぎな目をした男の子 (講談社文庫)コロボックル物語4 ふしぎな目をした男の子 (講談社文庫)
(2011/08/12)
佐藤 さとる、村上 勉 他

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コロボックル物語5 小さな国のつづきの話 (講談社文庫)コロボックル物語5 小さな国のつづきの話 (講談社文庫)
(2011/11/15)
佐藤 さとる、村上 勉 他

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昨年秋から佐藤さとるさんのコロボックル物語が、講談社文庫から刊行されています。
3か月おきに一巻ずつ刊行され、一年かけてとうとう最終巻「ちいさな国のつづきの話」が刊行されました。
(この後、別巻「小さな人のむかしの話」が「コロボックルむかしむかし」という名前で刊行されるようです)
→刊行されました



一応、コロボックルファンサイトを運営している身としては、サイトの更新をするべきなのですが、諸事情あって、現在更新ができません。
そのため、全巻刊行されたのにあわせて、簡単にこちらで、文庫版コロボックル物語を紹介させていただきます。


今回の文庫版は、表紙はすべて村上勉さんの描き下ろし新作となっています。
(帯に『コロボックルを描くのもこれが最後かもしれない』と書かれているのは、反則だと思います(^^;)

佐藤さとるさんのあとがきも、これまで書かれたあとがきの他に、文庫版のために新たに書き下ろされています。
そこには、これまでふれられていなかった作品完成までのエピソードなども盛り込まれていました。

また、解説もコロボックルを読んで育った作家のみなさんによる思い入れたっぷりな内容となっています。


さらに、講談社文庫の情報誌「IN★POCKET」誌上でも、文庫化にあわせて、2回コロボックル特集が組まれました。

IN★POCKET 2011年 2月号IN★POCKET 2011年 2月号
(2011/02/15)
講談社

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IN★POCKET 2011年 8月号IN★POCKET 2011年 8月号
(2011/08/12)
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こちらもコロボックル文庫化へ向けてのエピソードなどが盛り込まれたファン必読本となっています。
また、2011年8月号で、佐藤さとるさんと対談を行った有川浩さんは、これからコロボックルの続編を執筆されることが決まったそうです。
詳細はこちらをご覧ください。

神戸新聞ニュース

有川浩さんのブログ記事

佐藤さとるのコロボックルファンとしては、このような形で続編が生まれるということに、不安を感じないわけではないのですが、佐藤さとるさんが認めたことである以上、有川さんにしか描くことのできない、新たなコロボックルが誕生することを楽しみに待ちたいと思っています。