いろ いきてる! (こどものとも絵本)いろ いきてる! (こどものとも絵本)
(2008/11/15)
谷川 俊太郎

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もこもこもこ (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)もこもこもこ (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)
(1977/01)
谷川 俊太郎

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かなり前、2月の話ですが、損保ジャパン東郷青児美術館で、2009年1月10日(土)~2月22日(日)にかけて開催されていた損保ジャパン東郷青児美術館大賞受賞記念「元永定正展」に行ってきました。

アーティストとしても著名な方らしいのですが、子持ちのお母さんにとっては、「もこもこもこ」をはじめとする絵本作家として認識されがちな方です。
・・・と、いうか、自分がそういう認識だったというだけの話しなのですが(^^;
それを一般論化するのは、あまりいいことではないですね。スミマセン。

この「もこもこもこ」という絵本、元永さんの絵に、谷川俊太郎さんが言葉をつけています。
子供の反応がものすごくいいロングセラー絵本です。

私も、評判を知って、娘が1歳になる直前に買って読んでみたのですが、娘がすごく気に入って、以来、繰り返し読んでいます。
谷川俊太郎さんの言葉がとてもリズミカルなので、娘もすぐに覚えて一緒に声をだして読み始め、さらに、読みながら絵を指でなぞりはじめたりするので、読んでいてとても盛り上がる絵本です。

絵は、丸や三角で構成されている非常にシンプルな抽象画。
にもかかわらず、そのシンプルなフォルムと色彩が、子供にとっては、たまらない魅力なようです。
抽象だからこそ、イメージがつかみやすいのかなぁ?
子供の柔軟さには、いつも、驚かされるばかりです。

ママ友にもおすすめしたところ、普段は絵本に興味をしめさない子が、とても楽しんでいた!と大好評でした♪
そもそも抽象的で、わかりにくいのでは、、、と思うこと自体が大人の感性であり、子供にとっては、とてもわかりやすい絵なのかもしれません。

元永さんのことは、この本を読んで始めて知ったのですが、その後、絵本作家ではなく、画家としての評価も高い人であることを知り、いつかは作品をみてみたいなーと漠然と思っていました。
そんなとき、この展覧会の電車の中吊り広告を発見!!
その広告のあまりのかっこよさに、やられてしまいました。

「いろ いきてる!」というコピーとその背景にある水彩の色相の絶妙なバランス。
これはすごい!と電車の中で、一人興奮してました(笑)

で、早速、展覧会に行ってみたわけです。
一歩足を踏み入れた展示室の最初のコーナーには、学生時代に描かれたとおぼしき最初期の作品が展示してありました。
残念ながら、そこにあったのは、うわー、ありがち、、、(汗)というような、典型的な抽象画群で、正直言って、それを見たときには、外したかな?と思ったほどでした。
(すみません。実はもともと、抽象画ってあまり好きなわけではないので。。。)

でも、次の部屋からは、元永ワールド全開!っていう感じの大胆は線と色で構成された作品が続き、見ていてめちゃめちゃ楽しかったです。
ちょっとメカっぽい、大胆な男の子らしい線と色で構成された画面は、少年の目を持った大人が描く異世界カーニバルという感じ(笑)
大人しか持ち得ない描くためのテクニックを駆使して、子供の感性を描くという、非常に洗練された技を、存分に堪能させていただきました。

展示されている作品は、サイズの大きな作品が多かったので、展示作品数は抑えめでしたが、元永ワールドを存分に満喫することが出来ました。
ただし、ポスターになっていた「いろ いきてる!」は、絵本の原画で、本のサイズにあわせて制作されていたため、想像していたよりもはるかに小さな作品でした。
他の展示作品が大型で、しかも、ポスターのイメージが強烈に残っていた私には、え?こんなに小さい作品だったの??という、意外性がありました。
けれども、そういう意外性も、この方の遊び心の現われのような気がして、楽しかったです。

残念ながら、「もこもこもこ」の原画は展示されていなかったのですが、それがなくとも、元永さんの思考の過程を、体感できる面白い展覧会だったと思います。

展覧会の帰りに元永さんの絵本を二冊購入しました。
ひとつは展覧会のタイトルにもなった「いろ いきてる!」
もう一冊は、こどものとも0.1.2. 2008年10月号)「おおきい ちいさい 」

うちの子には、まだ「いろ いきてる!」は、早すぎたようで、今はもっぱら「おおきい ちいさい」を読んでいます。

2009.9.28 追記:
最近、「いろ いきてる!」がお気に入りのようで、夜寝るときに読んでーともってくるようになりました。
色の形をみて、カバみたいといったり、絵が動いているみたい~と笑ったりしています。

2011.10.10追記:10月3日に元永さんが逝去されました。ご冥福を心からお祈り申し上げます。
「娘に「もこもこもこ」を描いた人がお亡くなりなったんだって。」と、話したところ、「もこもこもこって何?」と言われてしまいました。
驚いたことに、本のことを全く覚えていない様子。言われて気がついたのですが、ここ一年ほど、「もこもこもこ」を全く読んでいませんでした。
それならばと、久しぶりに読んでみたのですが、反応はあまりなく、話が再び続いていくらしいことについて、ちょっと興味をしめしただけで終わってしまいました。
こんな形で、子供の記憶の変化を体感することになるとは思ってもいませんでしたが、なかなか興味深い現象でした。

赤ちゃんの時の思い出は、母親である私が、子供の代わりに持っているべきものなんだから、これでいいんだ。と自分に言い聞かせたものの、あの楽しかった時間を、もう娘が覚えていないのかと思うと、ちょっぴり切なくなってしまいました(涙


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くれよんのくろくん (絵本・こどものひろば)くれよんのくろくん (絵本・こどものひろば)
(2001/10/01)
なかや みわ

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「くれよんのくろくん」
最近、娘はお絵かきにめざめた模様。
ひたすら線をなぐり描きする時期を終了し、最近は、人の顔らしきものを描くようになりました。
いろいろな形をかけるようになって、絵をかく楽しさに目覚めたようで、紙をみつけると描くための道具をねだるようになりました。
そういえば、人の顔らしきものを描くようになったら、私にむかって、「○○描いてー」とねだることも少なくなったように思います。
ただし、まだ基本的に、最初に手に取った色を使って、一色でしか絵は描きません。
ピンク系の色がお好みの様子。

そんな絵を描くのがたのしくなってきたらしい娘に、今月買った絵本は「くれよんのくろくん」
くれよんたちが一緒に絵を描く姿が楽しい一冊です。
最終的に、かなり高度なテクニックを使った花火の絵が完成します。

娘の反応は、まあまあという感じ。
本が入っていた袋が「こぐまちゃん」模様だったので、最初は袋に夢中でした(苦笑)

本を読んであげると、なぜか、花火のページになったら、花火を食べはじめ、私とお父さんにもわけてくれました。
花火みたことあるはずなんだけどなぁ?
外で見た花火と絵本の花火のイメージがむすびついていないのかな?
ちょっと謎な行動でした。

今は「お絵かきの本」と呼んでいます。
でも、やっぱり、「よるくま」と「こんとあき」にはかなわないご様子。
相変わらず、この2冊が大好きみたいです。

2009年5月5日追記:
この絵本、思いのほかお気に召したようで、最近は「よるくま」「こんとあき」とならぶヘビーローテーション絵本の仲間入りをしています。