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クリスマスの日、親子三人で四谷にある東京おもちゃ美術館へ行ってきました。
廃校になった小学校を利用したこの施設、おもちゃを使った体感型の美術館ということで、以前から気になっていたのですが、ようやく行くことができました。

廃校を利用したレトロな佇まいと、木のおもちゃ類がお迎えしてくれる環境は、風情があってなかなかよかったです。
私達が行った時間は、ちょうどクリスマスお話会と重なっていたので、会場を一通り回った後、このお話会に参加してきました。

この美術館、運営に多くのボランティアスタッフが参加しているのが特色のようです。
どの展示室にも、ボランティアの『おもちゃ学芸員』と呼ばれるスタッフが常駐していて、来館者に積極的に声をかけ、遊び方のアドバイスをしたり、さまざまな形で来館者のフォローをしていました。
このようなボランティアスタッフのあり方は、理科系の博物館で実施しているサービスに近い形態だと思いました。

ただHPをみるかぎり、ボランティアスタッフは、ボランティアに参加する前に、受講料を支払って、講習を受け、更に会費や制服のエプロンを購入する必要があるようです。民間運営の美術館なので、いたしかたない部分もあるのでしょうが、ボランティア参加者にかなりの負荷がかかっているという印象をうけました。
けれども逆にいえば、この館は、そこまでしてボランティアをしたいという熱意のある人材で構成されている訳です。これは、非常に幸せなことだと思います。
また、そこまでモチベーションを保てる仕事を提供出来るということは、この美術館の経営理念がしっかりしていて、積極的にイベント等を行っていることを証明しているようにも思いました。
ボランティアスタッフの善意が、館内のアットホームな雰囲気に大きく貢献しているのだと感じました。

で、肝心の我が娘の反応ですが、残念ながら、館内の遊具は、4才の娘には、ちょっと微妙だったようです。
ボードゲームやパズルは、娘にはちょっとレベルが高く、逆に、木のおもちゃだけでは、気持ち的にも、体力的にも、少々物足りなかったようです。
ちょっと年齢的に中途半端な時期に遊びに来てしまったのは、失敗でした。

ただ、『てづくりおもちゃ工房』という名の工作教室には、興味津々の様子だったので、次回遊びに来るときには、工作教室に参加してみたいと思っています。
この美術館、子連れででかけるならば、イベントに参加できるようにした方が、圧倒的に楽しめる施設だと思いました。


帰りに、四谷三丁目駅の近くの消防博物館にもちょっとだけ寄ってきました。
閉館ギリギリの時間だったので、滞在時間は、正味30分程度だったのですが、実物資料が多数展示してあり、娘とお父さんには、こちらの方が好評でした。

屋外に、本物のヘリコプターに乗れるコーナーがあると、受付で教えてもらったので、慌てて行ってみたのですが、残念ながら、日没のための屋上は閉鎖されていて、乗ることができませんでした。
幸い、3階フロアーで、ヘリコプターの運転席を再現しているコーナーがあったので、娘はそれで満足してくれたようです。

翌日の保育園では、「ヘリコプターに乗ったの!」と先生に報告し、ヘリコプターの絵を描いていたそうです。
いろいろイベント盛りだくさんの休日だった筈なのですが、今回、娘にとって、一番印象に残ったのは、ヘリコプターに試乗したことだったようです^^;
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ねこがいっぱい (福音館あかちゃんの絵本)ねこがいっぱい (福音館あかちゃんの絵本)
(1986/09/30)
グレース スカール

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先日、久しぶりに娘と一緒に図書館へ行ってきました。
最近、娘はあまり図書館へ一緒に来たがりません。
図書館の本は、返さなくてはいけなくて、自分の物にならないのがイヤなようです。
たまに付き合ってくれる時があっても、彼女のメインイベントは、図書館に行った後、公園に行くことのようです。
そのため、本を選ぶのも、とても乱雑で適当な感じ。
ちょっとみてこれ!と本を選び、さあ帰ろう!と、外へ飛び出していってしまいます。
ちょっと見て選んだだけの本なので、家に帰って読んでみても、それほど反応がいいわけでもないので、ちょっと困っています。

そんな中、久しぶりに娘のお気に入りの本となったのが、この「ねこがいっぱい」です。
赤ちゃん向けの絵本ですが、登場するネコがバラエティに富んでいて、めちゃめちゃ可愛いのです。

娘は、見た瞬間「かわいー」と言って、大喜び。
赤ちゃん絵本なんだけどなぁ・・・と内心思ったのですが、そんなに気に入っているならば、と借りて家に帰りました。
で、家に持って帰った娘が、真っ先にしたことは、なんと模写w
あー、絵本ってそういう楽しみ方もあったのね。とびっくりしました。
子供は遊びの天才!というけれど、新しい絵本の楽しみ方を、教えて貰った気がしました。

あとこの日、この本の他に、娘が借りた本は「ぞうさん」でした。
こちらは、童謡絵本です。
娘は、自分が知っている歌は、歌いながら読み、知らない歌は勝手にリズムをつけて歌っていました。
なががわそうやさんの絵が、詩ととても合っていて、見ているだけでほっこり優しい気分になれる素敵な絵本でした。
ただ、残念なことに、今調べてみたら絶版のようです。
勿体ないなぁ・・・


ぞうさん (福音館の幼児絵本)ぞうさん (福音館の幼児絵本)
(1981/10/20)
まど みちお、なかがわ りえこ 他

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これも終了した展覧会ですが、先日、ツイッター経由で、スズキコージさんの個展が開催されると知り、行ってきました。
ギャラリーえいじうで開催されていたこの個展、今年9月に国際ペン東京大会 2010にて開催された吉行和子さんの朗読『サルワ・アル・ネイミ「蜜の証拠」』の背景用に書き下ろされた「THE SEX AND ARABIC CITY」という連作を中心に、新作作品を展示していました。タイトルのとおり、作品は完全に大人向け。
絵本作家としてのスズキコージとは違う一面を見せてくれる展覧会でした。

ギャラリーえいじうは、一階がカフェ、二階がギャラリーという作りの小さなギャラリーです。
小さい会場ですが、中は、所狭しと展示してあるスズキコージさんの作品の熱気につつまれていました。
作品だけでなく、スズキさんがペインティングした小さな椅子や、ポップアップブック風のオブジェなども置かれ、さらに、紐に切り紙細工をつるした飾りが天井から壁に張り巡らされていました。
その中で、THE SEX AND ARABIC CITYシリーズは、額装もされておらず、わりとラフに展示されていました。

なにより驚いたのは、一階のカフェスペースに、スズキコージさんご本人がいらして、黙々と絵を描いていらしたこと。
なんと、このギャラリーでは、毎年この時期にスズキさんの個展を開催し、来年の干支絵をその場でスズキさんが描いて、販売するというイベントが行われているそうです。
私は、そのことを全く知らないで出かけたので、本当にびっくりしました。
スズキさんが実際に絵を描く姿を、ライブ感覚で拝見することができ、まさに至福の一時でした。

スズキさんは、絵具を、チューブから直接爪楊枝に付けて線を引いたり、鉛筆やボールペンを自由自在に駆使して、絵を描いていらっしゃいました。
みるみるうちにスズキワールドが完成してゆく様子は、まさにマジック!
本当にわくわくしました。

私も干支絵を買いたかったのですが、すでにその場で描かれた作品には、予約がはいっていたため、購入することができませんでした。
で、迷った挙句、思い切って展示していた作品を一つだけ購入してしまいました。
絵を買ったのは、数年前に村上勉さんの作品を買って以来のこと。
いや、緊張しました(笑)

私はいままで、ギャラリーで行われる展覧会には、ほとんど足を運んだ事がありませんでした。
ところが最近、ツイッター経由で、いろいろなアーティストの方の情報を耳にするようになり、ギャラリー巡りも面白そうだなぁと思うようになってきました。
変な言い方ですが、新しい世界が広がった気分。
これからも、気になるイベントを見つけたら、こまめに足を運んでみたいと思います。

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行ったけど、感想が会期に間に合わなかった展覧会レビュー第二弾は、新宿コニカミノルタプラザで11月12日まで開催していた「酒井駒子、山村浩二 ふたつのとびら展 ~絵本原画の魅力~」展
こちらは、素直に楽しかったです。

この展覧会、大好きな酒井さんの原画が見たくて出かけたのですが、山村浩二さんの展示も思っていた以上によかったです。

山村さんは、短編アニメーション作家として著名な方。
今回は、福音館の絵本『おやおや、おやさい』、『くだもの だもの』、『おかしな おかし』の原画の展示とあわせて、短編映画も上映されていました。

上映作品は、『頭山』、『Fig(無花果)』、『こどもの形而上学』など。
『頭山』は、原画も数十枚展示されていました。

私は、山村さんのアニメ作品を見るのは、今回が初めてだったのですが、その独特な世界観と登場人物の所作や動きがとても面白かったです。
これをみると、絵本に登場するやさいやくだものが、いかにもトコトコと自然に動きだしそうな仕草をしていたのも納得です。
いつか本人の手で、アニメ化してほしいなあと思わずにはいられませんでした。

その他に、アニメーションの原理を伝える機器類も展示してあり、これを使って素朴なアニメ作品を見るのが、特に楽しかったです。

娘へのお土産用に「おやおや おやさい」を購入して帰ったのですが、娘には、ことば遊びの微妙な機微がピンとこなかったようで、反応は薄めでした。残念★

くだもの だもの (福音館の幼児絵本シリーズ)くだもの だもの (福音館の幼児絵本シリーズ)
(2006/06/07)
石津 ちひろ

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一方、酒井駒子さんのコーナーは、福音館の月刊誌「母の友」表紙の原画と、絵本『こりゃまてまて』『くさはら』の原画が展示されていました。

今回の展示の大きな特徴は、何といっても、白背景の中に子供が描かれた作品が、展示の大半を占めていたことだと思います。

酒井さん特有の、黒背景の中にたたずむ子供達の姿を捉えた作品の原画は、これまで何度か見たことがあったのですが、白い世界を拝見するのは、初めてだったので、とても新鮮でした。

どの絵も白い背景には、白い絵の具がかなり厚く刷毛のようなもので塗られており、その白絵具の下には、かすかに黒の下地がのぞいていました。
筆跡の残る白絵具による背景処理が、酒井さん特有の質感につながっている事が、よくわかりました。

また、描かれている子供の姿は、どれも本当にかわいらしく、それでいてキリリとした緊張感を漂わせていました。
媚びるところのない、品のよさこそが、酒井さんの持ち味だなぁと改めて実感してしまいました。

それにしても、この方、子供へのアプローチの仕方や、現在の人気の出方は、どことなく、いわさきちひろさんを彷彿とさせるものがあります。
・・・酒井さんが、21世紀のいわさきちひろ的な立ち位置になりつつある気がするのは、私だけでしょうか?(^^;

この展覧会、これだけ内容的に充実しているのにもかかわらず、無料!というのは驚きです。
HPをみるとコニカミノルタプラザでは、毎年、文部科学省の教育・文化週間(11月1日~11月7日)にあわせて、絵本の原画展を開催しているようです。
来年も同様の企画が開催される可能性は高そうなので、その時期になったら、忘れずに展示をチェックしたいと思います。

こりゃ まてまて (0・1・2・えほん)こりゃ まてまて (0・1・2・えほん)
(2008/05/15)
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おやおや、おやさい (幼児絵本シリーズ)おやおや、おやさい (幼児絵本シリーズ)
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うらわ美術館で、夏から秋にかけて開催していた「荒井良二 スキマの国の美術館」展
レビューを途中までかいて、そのまま放置していました(汗
今更なのですが、書き足した上でUPします。

ーーーーーーーー
荒井良二さんの展覧会をみるために、久しぶりにうらわ美術館へ行ってきました。
90年代以降、とみに人気が高まっている荒井良二さん。
明るい色調の作品の原画は、さぞ鮮やかで美しいだろうと、常々思っていたので、ぜひ本物を見たい!と思い展覧会に行ってみました。

実際に作品を目の当りにしてみると、荒井さんの作品は、思っていた以上にクールでした。
ちょっと変な言い方ですが、長新太さんの系譜に連なる世界を、よりスタイリッシュにまとめあげているっていう感じ。
冷静な無邪気さとでもいうのでしょうか。
計算しつくされた範囲で遊んでいるという印象を受ける作品が多かったです。
荒井良二個人としての世界観を盛り込みつつ、どんなニーズにも応えられるそつのなさを兼ね備えている人なんじゃないかという気がしました。

あと、意外と大人を対象とした絵本を書ける人だったんですね。
大人が読んでも癒されるツボを、さりげなく盛り込んでいる作品が多かったことに驚きました。
とても現代的な感性を持っている人なんだろうと思います。
そういう意味で、2000年代を代表する絵本作家になのは間違いないように思いました。
 
今回の展覧会に登場した作品のなかで、一番迫力を感じたのは「オッペルと象」。

オツベルと象 (ミキハウスの絵本)オツベルと象 (ミキハウスの絵本)
(2007/10)
宮沢 賢治

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様々な角度から描かれる白象の姿と、虐げられた白象を救い出そうとする象の群れの怒りを表現した赤のコントラストに圧倒されました。
荒井さんの別な一面をみせてもらった気がします。

「たいようオルガン」の描写の繊細さ、緻密さも魅力的でした。
細部まで食い入るように見たくなる、描写の細かさと色彩の楽しげな様子は、荒井良二さんにしか出せない世界だと思います。

たいようオルガンたいようオルガン
(2008/09)
荒井 良二

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作品として単純に楽しかったのは「さるのおいしゃさんとへびのかんごふさん」

へびのせんせいとさるのかんごふさんへびのせんせいとさるのかんごふさん
(2002/06)
穂高 順也

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この本は娘のお土産に買って帰ったのですが、予想どおり大うけでした。

後日談になりますが、この絵本は、娘がはじめて最初から最後まで自分ひとりで読み切った最初の絵本となりました。
4歳の誕生日直後だっただけに、子供の成長を感じたひと時でした。
読み終えた時の達成感に満ちた娘の顔が、今でも忘れられません^^

また、ラッキーな事に、私が会場についた時に、ちょうど荒井さんのサイン会が開催されていました。会場はかなり混んでいたものの、まだあと数枚、整理券が残っているということだったので、参加して、展覧会カタログにサインをいただくことができました。

更に、ラッキーなことは続き、サイン会参加後、展示を見ていたところ、今度は、展覧会会場で、荒井さんが取材に応じている現場に遭遇してしまったのです!!

会場の隅っこで、展示してある作品を前に荒井さんが作品を語っている姿を、ちら見しつつ、耳をダンボにして、荒井さんの話を聞いてしまいましたw

そのなかで印象に残った荒井さんの言葉をちょっとだけメモ。

  
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