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うらわ美術館で開催していた「プラティスラヴァ絵本原画展-世界の絵本がやってきた」に行ってきました。

この展覧会は、スロヴァキア共和国の首都ブラティスラヴァで2年に一度開催されている世界最大規模の絵本原画コンテストの受賞作品と日本からのコンテスト出品作品で構成されています。
絵本としてすでに出版されていることがコンテストの参加条件となっているため、世界各国の個性豊かな作家の作品を知る絶好の機会となっています。
2000年代に入ってからは、コンテストの受賞作の原画を紹介する展覧会が開催され、日本各地に巡回しています。
うらわ美術館もその巡回先となっており、2年に一度展覧会が定期的に開催されています。

先日、板橋私立美術館で、ボローニャ絵本原画展をみたばかりだったこともあり、それと比較するためにも、是非、この展覧会に行きたいと思っていたのですが、どうしても時間の調整ができず、結局、所用とからめて、子連れで展覧会に行かざるを得なくなってしまいました。

幸い、私の母が同行してくれたので、展示会場脇の別室(普段は所蔵品用の展示コーナーになっている場所)で開催している、子供向け工作コーナーで、娘と遊んでいてもらい、その間に展示を見ることができたらいいなぁと思っていたのですが、残念ながら期待どおりに事は運びませんでした。

まずはみんな一緒に、展示会場に入ったのですが、会場をちょっと見ただけで、娘はもういい~と言い始め、あっという間に、会場の外に飛び出して行ってしまいました。
仕方なく、当初の予定通り、工作コーナーへ移動したのですが、娘は、工作には今一つ興味が持てないようで、ちょっとだけ落書きをした後は、私のそばを離れようとしません。

結局、娘を連れて、ざっと会場内を回り、娘がわずかながら関心をしめした「ねこのおいしゃさん 」という絵本を会場で読んで、見学終了、と相成りました。

ちらっと展示を見ただけですが、会場内で一番目立っていた作品は、智内兄助さんの「ぼくがうまれた音」 だった気がします。
原画の中に、本物の自転車をつかった大型のコラージュ作品が一点入っていたため、平面的な絵画作品が並ぶなかに、一つだけ異なる質感を持つものが紛れ込んているせいもあってか、その存在感は圧倒的でした。
残念ながら、絵本作品は、私はまだ未読なのですが、冊子形式でこの絵を見たときどんな風に感じられるか、とても興味を抱かせる作品でした。

その他の作品については、後で、展覧会図録を見て、ああ、こんな作品が展示されていたのね・・・と、一人ため息をつくしかない程度にしか、見ることができなかったので、これ以上語ることはできません(泣)

本当は、板橋美術館で開催されていたボローニャ展と比較しつつ、作品を見たかっただけ残念でなりません。

ざっと見ただけですが、やはりこの展覧会の方が、サイズや作品数に制約がない分、より作品に自由さと個性があり、さらにプロとしてのレベルの高さが感じられたように思います。

この展覧会では、絵本原画の他に、人形劇用の人形も、展示されていました。
メインは、チェコ共和国で使われている家庭用操り人形だったようです。
かなり大きな人形で、自由に動かすようになるためには、ある程度コツをつかまないと難しそうな感じがしました。
人形に、触れるコーナーもあったのですが、娘にはちょっと難しそうだったし、壊すのも嫌だったので、見るだけにしておきました。

娘は、人形にはあまり興味を示さず、むしろ、人形劇用の舞台装置に興味津々な様子でした。
横から見ると、描き割りの絵がいくつも重層的に配置され、奥行きが作られているのが面白かったようです。

個人的におおっと思ったのは、昔NHKの人形劇に登場していた三国志の人形が出品されていたこと。
精巧な作りの見事さが、際立っていました。

この夏、いくつか娘と展覧会に行きましたが、お互いが楽しく展覧会を見るまでには、まだ数年はかかりそうな気がします。
結局、お互いが満足できた展覧会は、ポーラ美術館アネックスだけだったように思います。
小学生くらいにならないと、ただ絵を見るということに喜びを見出すのは、難しいのかも・・・と若干弱気になりつつありますが、諦めることなく、これからもいろいろ出かけてみたいと思っています。

ねこのおいしゃさん (ケロちゃんえほん)ねこのおいしゃさん (ケロちゃんえほん)
(2008/10)
ますだ ゆうこ

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ぼくがうまれた音 (日本傑作絵本シリーズ)ぼくがうまれた音 (日本傑作絵本シリーズ)
(2007/03/01)
近藤 等則

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みつばちみつひめ―どどんとなつまつりの巻みつばちみつひめ―どどんとなつまつりの巻
(2010/07)
秋山 あゆ子

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この本を買ったのは、5月頃のことです。
震災後、絵本ナビさんという、絵本専門のネットショップで、「絵本エイドーこころにひかりをー」という支援プロジェクトが行われていて、その一環として絵本作家さんのサイン入り絵本を販売するチャリティー企画が開催されていたんです。
私も、何冊か購入されていただいたのですが、その中で、娘の一番のお気に入りとなったのが、この「みつばちみつひめ―どどんとなつまつりの巻」でした。

この本、はちのす城にすむみつばちのおひめさま、みつひめさまが、家臣(?)のおっちゃんばちに連れられて、城下で行われている夏祭りに行く顛末を描いたお話です。
みつひめさまのキャラ設定は、虫版あんみつ姫といった趣。
世間知らずでおてんばな愛らしいお姫様です。

そしてなによりも、細部まで細かく設定されていて、描写されているのが楽しい本です。

みつひめが出かける、なつまつりの縁日に登場する屋台も、虫の特性を生かしたものになっています。
例えば、蚕が綿飴を売っていたり、蜘蛛が蜘蛛の巣であみだくじ屋さんをひらいています。
売っている食べ物も、やきそばのソースは樹液だし、蒸しパンはちゃんと虫のかたちになっています。しかも味ごとに虫の種類を変えている芸の細かさも見逃せませんw
そして、お祭りには欠かせない、ヨーヨー売りはみずぐもが担当していて、お面屋さんでは、虫の顔をかたどったお面が売られています。

付録として、「さがしてみよう」というリーフレットがついていて、本の中のまつりに参加している虫や、小道具を探すお題が出されています。
娘には、この付録が大好評で、出題された虫を探すのを大喜びでやっていました。
付録のお題を解いた後も、ここには、こんな虫がいる!そこには、こんなものがある!と、本を読む度にいろいろ発見して、喜んでいます。

特に、蜘蛛の巣のあみだくじが気に入ったようで、読み始めた当初は、蜘蛛の屋台が登場する頁を開く度に、必ずあみだくじをしていました。

最近は、みつひめを縁日に連れて行ったおっちゃんバチグループに、キノコ好きな『たけお』というメンバーがいるのに気がつき、『たけお』と『たけお』の好きなキノコを発見するのに熱中しています。

クライマックスに大きな打ち上げ花火が登場するのも嬉しいようで、ついでに花火がどうやって打ち上げられるのかにも興味津々のご様子です。

そんなわけで、本を読む度に、こんなものがあった!と報告してくれるので、読み終わるのにおそろしく時間がかかる絵本です。
ちょっと手間はかかるけど、一緒に本を読んで、いろいろ発見ができる本は、読んでいて盛り上がりますね♪

みつひめのお話は、この本のほかに「みつばちみつひめ―てんやわんやおてつだいの巻」という本が出ています。
こちらは図書館で借りて読んでみたのですが、同じく気に入ったようなので、近々購入する予定です。


みつばちみつひめ―てんやわんやおてつだいの巻みつばちみつひめ―てんやわんやおてつだいの巻
(2008/05)
秋山 あゆ子

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最後に追記。
絵本ナビさんで買った本には、サインの代わりに、とても丁寧に彩色された秋山さん直筆の小さなイラストカードがついていました。
こちらは、あまりに勿体ないので、本とは別に大切に保管しています。
娘がもう少し大きくなったら、改めてプレゼントしたいと思っています♪

(2011/10/11:追記)
先日、「てんやわんやのおてつだいの巻」を購入したことで、現在我が家では、このシリーズ本が大人気です。
最近、寝る前に読む本は、この2冊を連続で読むのが定番となっています。
盛り上がりポイントは、その日によって違いますが、台詞部分を娘が読んで、筋の部分を私が担当して、二人で一緒に読んだり、てんやわんやのおてつだいの巻に登場する「みつばちのうた」を、どちらがおもしろい節回しで歌えるか競争したりして、盛り上がっています。

実物で学ぶしかけ絵本の基礎知識ポップアップ実物で学ぶしかけ絵本の基礎知識ポップアップ
(2000/06)
デビッド・A. カーター、ジェームス ダイアズ 他

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2006年10月生まれの娘は、来月いよいよ5歳になります。
そういえば、4歳になってから読んでいた絵本について、最近書いていなかったので、備忘録的にいくつかピックアップしてみたいと思います。
まず、今年一月末に買ってから、しばらくの間、ヘビーローテーション絵本となっていたのが、「実物で学ぶしかけ絵本の基礎知識ポップアップ」というポップアップ絵本です。

この本、ポップアップ絵本の基礎的なしくみがわかる実用書です。
大型絵本のなかに、小さな飛び出すしかけが、実例付きでいくつも解説されています。
登場するしかけは、ごく簡単な飛び出すしかけから、くちばし型を模した三角形がパクパクするしかけ、音の出るしかけに、回転するしかけなど、実に多彩。
シンプルだけど、驚きに満ちた本です。

最近人気のロバート サブダさんのポップアップ絵本に登場する、びっくりするような凝った仕掛けも、この本に登場する基礎的なものを組み合わせて作っているのかと思うと、種明かしをしてもらったようで、見ているだけで、楽しくなってしまい、思わず自分用に購入してしまいました。

自分用のつもりとはいえ、せっかく買ったので、娘にも見せたところ、登場するシンプルなポップアップが、娘には、新鮮だったようで、何度も見るようになりました。
しかけの構造が単純な分、壊さず自分の手で動かせる上に、シンプルな動きがわかりやすいのも、4歳児のレベル合っていたようです。

この本への反応が、思いの外良かったので、いくつか手持ちのポップアップ絵本もみせてみたのですが、今のところ、この本が、一番気に入っているみたいです。

あと、子供に読む側の本音を言わせていただくならば、この本、大人向けの解説が、各装置ごとについているものの、娘がそちらには、全く関心をしめさないため、文字を読むことなく、一緒にポップアップをパタパタ動かしているだけで、一冊読んだことになってしまう点が、手間がかからず、お手軽な本だったりしますw

今のところ、しかけを動かして楽しんでいるだけの本ですが、もう少し大きくなったら、夏休みの自由研究などの宿題への対策として、ポップアップ使った工作をつくるネタ本にもなってくれるのではないかと、密かに期待しています。
そう言う意味で、長いつきあいになる本なのではないかと、予感している絵本です。


ついでに、この本以外に、娘の反応がよかったポップアップ絵本をいくつかピックアップしておきます。

Mommy?Mommy?
(2006/09)
Maurice Sendak

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「かいじゅうたちのいるところ」でおなじみのセンダックさんの挿絵を使ったポップアップ絵本です。
娘は、最初見たときには、登場するモンスター達が怖かったようですが、主人公の赤ちゃんが、モンスターをどんどんやりこめる姿が、痛快だったらしく、情けない姿をになるモンスターの様子を大喜びで見ていました。
オチが英語を使ったシャレなので、和訳は難しい本かもしれませんが、子供でも説明すればわかる話ではあるので、洋書でも全然問題はないようです。
2011年9月25日追記:すでに日本語訳が出ていました。すみません。

マミー? (とびだししかけえほん)マミー? (とびだししかけえほん)
(2008/09)
マシュー ラインハート、アーサー ヨーリンクス 他

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不思議の国のアリス (とびだししかけえほん)不思議の国のアリス (とびだししかけえほん)
(2004/11/16)
ロバート・サブダ、わく はじめ 他

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この本のポップアップもかなり凝っていて、大人がみてもビックリするレベルです。
文章は、文字量も多く、子供にはちょっと難しいかもしれません。完全に大人向けの絵本です。
しかも、紙面の制約からか、ストーリーをかなりはしょっているので、仮に読めたとしても、物語の面白さを、子供に感じて貰えるかは微妙な感じ。
うちでは、物語は大人になってから読んで貰えたらいいやと割り切って、ポップアップ効果だけを、親子で楽しんでいます。



Gallop! (Scanimation Books)Gallop! (Scanimation Books)
(2007/11)
Rufus Butler Seder

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こちらはポップアップではなく、開くと絵が動き出す不思議な絵本です。
ウチにあるのは、洋書版ですが、今は翻訳された本も出版されていてシリーズ化もされているようです。
最初みた瞬間の「すごーーい!」という歓声が忘れられない絵本です。
  
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