最近、娘が、料理に興味を持ち始めたようです。
きまぐれですが、私が夕御飯の用意をしていると、「私もつくるー!」と寄ってくるようになりました。

せっかく興味をもっているので、クッキング系のイベントはないかとさがしてみたところ、こちらのサイトで、「Kids Italian:シェフと一緒にクッキング」 in English」というイベントを見つけました。

参加費が高いので参加するか迷ったのですが、ヒルトンホテルで、シェフ気分を味わいつつ、厨房を見学するのは楽しそう!と思い、思い切って参加してみました。
英語でクッキングという点が、かなりの不安材料ではあったのですが、ふたを開けてみると、日本人の先生による通訳もついており、娘も何の問題なくついてゆくことが出来ました。

会場に到着するとまず、エプロンとコック帽が配られで、子どもはシェフへと早変わり。
これだけでも、ちょっとワクワクするから不思議です♪

今回挑戦する料理は、ピザでした。
でも料理を作る前に、厨房を見学することに。
野菜を炒める大きなお鍋をみせてもらったり、肉を保存する大型冷蔵庫の中に入らせてもらったり・・・このあたりは、実は大人の方が、楽しんでいた気がします。

子ども達が盛り上がったのは、デザートを作るコーナー。
ここでは、ケーキの上にかざる砂糖菓子の人形や、お菓子を焼く大型オーブンなどをみせてもらいました。
さらにそこでは、イチゴとお菓子をつまみ食いさせてもらえたので、娘も嬉しそうでした。

厨房見学が終わると、いよいよピザ作りがはじまります。
まずシェフによる作り方の実演開始。説明は英語でしたが、通訳も入るので、娘も理解できたようです。

一生懸命、生地をこねたあと、トッピングをして完成です♪
で、娘がつくったのが、これ。
顔だそうです。
・・・顔だそうです。


その後、焼きあがるまでの間、今度は、ホテル内の見学です。
最上階のスイートルームにも、入ることができました。
これは、子どもよりも親向けのサービスだったような気も・・・(^^;
子どもはとにかく最上階からの眺めを楽しんでいました。

ピザの焼きあがり時間ににあわせて、ホテル見学は終了。
で、焼きあがった娘のピザはこんな感じになっていました。
完成!


自分たちで作ったピザを食べた後には、ホテルからのサービスとしてデザートのアイスがふるまわれました。
さらにお土産に、ヒルトンのロゴつきシャツをきたクマのぬいぐるみと手ぬぐいをいただき、イベントは終了となりました。

宣伝には、パスタかラビオリを作るようなことを書いてあったので、正直、期待していたよりも若干、料理の難易度が低く、親からすると、対価分のサービスを受けたという満足感を得たとは言い難いのですが、本人は、とても楽しかったようなので、これはこれで、ありだったかな~、という気がしています。

このイベントに参加するまでは、まったく知らなかったのですが、ヒルトンホテルでは、このような子供向けの体験料理教室や、子供向けのランチイベントを定期的に開催しているようです。
ヒルトンのような大手ホテルが、子ども向けのサービスに力を入れているなんて、一昔前には考えられない事だと思うのですが、まあ、これも時代の流れなんでしょうね。
有難いことです^^

ただ、このイベントに参加した後、なぜか娘は、全く料理のお手伝いをしなくなってしまいました。
どうも、もう自分一人で料理をつくれるようになったと勘違いしてしまったようです(^^;

今度は、一人で作ることができる料理の指南書を探す必要があるようです。
お勧めの子供向けお料理本をご存じの方がいらっしゃいましたら、ぜひ、ご紹介ください。
よろしくお願いします。

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松屋銀座店で開催している「黒井 健 絵本原画の世界 ~物語との出会い~」展へ行ってきました。

「ごんぎつね」「手ぶくろを買いに」の挿絵をはじめ多彩な作品を発表しているイラストレーター黒井健さんの展覧会。

ごんぎつね (日本の童話名作選)ごんぎつね (日本の童話名作選)
(1986/09)
新美 南吉

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手ぶくろを買いに (日本の童話名作選)手ぶくろを買いに (日本の童話名作選)
(1988/03)
新美 南吉

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彼の色彩の瑞々しい雰囲気をみていると、画業40周年という言葉が不釣り合いな気すらするのですが、考えてみれば、私が子供の頃には、文房具のグッズなどにイラストを添えられていた記憶があるので、その位のキャリアがあって当然の方なんですね。

今回の展示をみて、驚いたのは、黒井さんが思いの外、いろいろな素材を駆使して、さまざまな技法を試みて作品を描いていたことです。

特に「でんぐりでんぐり」という赤ちゃん絵本は、お得意のパステル風の色合いは一切使っておらず、ここで出会わなければ、黒井さんの作品とは気がつかなかったと思うほど作風の違う作品でした。
とても可愛い動きのあるあかちゃん絵本だったので、娘がもっと小さい間に出会いたかったなぁと思わずにいられませんでした。

でんぐりでんぐり (けんちゃんとあそぼう 2)でんぐりでんぐり (けんちゃんとあそぼう 2)
(1982/03)
くろい けん

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また、会場を見て、改めて感じたのは、『黒井ブルー』とでもいいたくなるような、彼特有の青の表現の多彩さに、私は惹かれてやまないのだということでした。

正直、彼の描く生き物は、とくに幼児絵本になればなるほど、可愛くデフォルメされすぎていて、現実感がなく、ちょっと物足りない気分になってしまいます。
「ごんぎつね」や「手ぶくろを買いに」に登場する狐と、「猫の事務所」「ホテル」に登場する猫は、大好きなのですが・・・

猫の事務所 (日本の童話名作選)猫の事務所 (日本の童話名作選)
(1994/10)
宮沢 賢治

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ホテルホテル
(2006/09)
黒井 健

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これは、黒井さんが多用するオイルパステルと彼特有の技法自体が、動きの瞬間を捉えるよりも、その場面に流れるゆるやかな時間を切り取るのに適しており、激しい動きを描こうとすると、違和感が生じてしまうせいのかなぁという気がしました。

黒井さんの絵の特質は、風景や植物、そして本来ならば動くはずのない無機物(たとえば「よるのふね 」に登場する灯台のダンスなど)を動的に描けるところにあるのではないでしょうか。

よるのふね (ポプラ社の絵本)よるのふね (ポプラ社の絵本)
(2011/04/09)
山下明生

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技法的には異なるものの、黒井さんの絵には、スーラやポール・シニャックなど新印象派の人が多用した点描表現によって生じる、独特な空間に流れる時間と共通の空気が流れているように感じました。

そして、そういう彼の特質が遺憾なく発揮されているのが、「イーハトヴ詩画集 雲の信号」「私のイーハトヴ―黒井健Note Book」に登場する空の青さや雲の表現の美しさなのだと思います。

イーハトヴ詩画集 雲の信号イーハトヴ詩画集 雲の信号
(1995/09)
宮沢 賢治、黒井 健 他

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私のイーハトヴ―黒井健Note Book私のイーハトヴ―黒井健Note Book
(1997/10)
黒井 健、宮沢 賢治 他

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また「海のおっちゃんになったぼく」「よるのふね」に登場する水の表現にも強く心を惹かれました。

海のおっちゃんになったぼく海のおっちゃんになったぼく
(2006/06)
なみかわ みさき

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そう言えば水の表現の方が、いろいろな技法を駆使して、様々な表現を行っている印象を受けました。
最初にもかきましたが、黒井さんが、自らの作品に対して常に挑戦的な姿勢で挑む作家さんであることを実感することができたのが、今回の展覧会のもっとも面白い点だったように思います。

黒井さんの紡ぎだす色彩はとても繊細なものです。
そのことは、原画をみるとよりはっきりとわかります。
もともと印刷することを前提にかかれた作品なので、印刷物と原画の印象にそこまで差はないのですが、本によっては、紙質のせいで、その繊細さが失われて、残念な感じがするものもいくつかありました。
見比べてみると、やはり、原画の繊細な美しさに勝る物はないなぁ、と思わずにはいられませんでした。

展覧会会期は残り僅かとなってしまいましたが、『黒井ブルー』の美しさを、一人でも多くの方に実感してもらいたいと願ってやまない内容の展覧会でした。