そういえば、数年前にも銀座松屋でゾーヴァ展をしていたなぁ。。。
と思いつつ、「ゾーヴァ展」をみるために、久しぶりに松屋に行ってきました。
(前回とまったく同じ書き出しですな(^^;;)

私がゾーヴァ作品と初めて出会ったのは、もう十年以上前。
本屋さんで「ちいさいちいさい王様」という本を手にとって以来となります。
何の予備知識もなく、絵に惹かれて手にした本だったのですが、その内容の深さに、小さな宝石を掘り当てたような喜びを感じたことを覚えています。

でも、そんな風に思ったのは、当然私だけではなかったわけで、ゾーヴァさんは、あれよあれよという間に、すごーくメジャーになり、画集はもちろん、展覧会も頻繁に行われるようになってしまいました。
こんなふうに原画をみることができるのは、ありがたいものの、ファンの微妙な乙女心(笑)で、みんなが知ってしまうことに一抹の寂しさと、隔世の感を抱きつつ展覧会を見てきました。

この展覧会、内容は濃い!と思います。
作品数も多いし、初期から最近の作品まで、満遍なく見ることが出来ます。
ただ、作品数に対し、会場が少々手狭な印象がするのは否めません。
通路が狭すぎて、窮屈な部分もあるし。
来館者も多いので、鑑賞するならば、これから行われる巡回展のほうが、ゆったりと作品をたのしめるかもしれません。

作品の印象ですが、何度も何度も絵の具を厚く塗り重ねてゆくゾーヴァさんの作品は、とにかく細密で重厚。
画面全体にそこはかとなく漂うアイロニカルな雰囲気は、ドイツ特有の重みを感じさせます。
非常にクローズドな世界観を演出しているにもかかわらず、決して見る側を拒絶せず、実は、だれでもウェルカムな雰囲気になるようサービスが施されているので、見ているうちに、むしろ、親切な絵かもしれないという気すらしてきました。

ただ、大勢で楽しむ絵ではないと思います。
むしろ独り占めしたくなる絵。
というか、一人でこっそり見て楽しんでいるという錯覚に陥れるところがある絵だと思います。
そういうところに、ちょっと意地悪さが秘められた絵かも(笑)
で、多分、そういうところが、日本人のツボといか、人気の秘密なんだろうなぁ・・・と、人ごみのなかでぼんやりと考えていました。

挿絵用の小型タブローから、結構大きなサイズの絵まで、いろいろ出品されていたなかで、私が特に気に入ったのは、海岸にぽつんとたたずむアヒルの絵。
大きな絵だったのですが、あとで図録をみたら、アヒルが小さすぎて、絵のよさが伝わらなくなっていたのが、少々残念でした。

あと、とにかくグッズ売り場が、すごかったです。
ドイツからの直輸入品もふくめて、すごい量のグッズが販売されていました。
いやー、ここまで人気がでるなんて。。。本当にびっくりです。

私は、その熱気に圧倒されていまい、結局、図録とポストカードしか購入できなかったのですが、おもしろそうなものもいろいろあったので、もう少し頑張って、よく見ておけばよかったかも。。。と今になって少し後悔してます(苦笑)
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