世田谷文学館で開催している石井桃子展へ行ってきました。
石井桃子さんは、「クマのプーさん」「ちいさなうさこちゃん」シリーズなど数多くの海外児童文学の翻訳を行う一方で、「おそばのくきはなぜあかい」など多数の著作を行った、日本の児童文学のパイオニアお一人です。
子どもの頃、読んだ本の中で、この方のお名前を目にした方は多いのではないかと思います。

私は、子どもの頃、石井さんの“ももこ”という名前が、とてもかわいらしく感じられ、”ももこ”という名前にかなりあこがれていました。この人の名前を見つける度、きっと素敵なおねえさんなんだろうなぁと、勝手に想像していたことを、懐かしく思い出します。
・・・とはいうものの、これまできちんと石井さんの業績を拝見する機会もなく過ごしていたので、この展覧会で、知った石井さんの軌跡は、驚くことばかりでした。
石井さんの関わった本の数に勿論圧倒されたのはもちろんですが、それ以上に、この展覧会で紹介されていた石井さんの様々なエピソードの密度の濃いこと!(一番の驚きは、クマのプーさんの原書との初めての出会いが、犬養毅邸だったことだったかもしれません。。。)
また、岩波少年文庫の立ち上げにも、関わっていたことも、この展覧会で初めて知りました。

石井さんの言葉を引用したパネルも読み応えがありました。
パネルの情報量では、とてもじゃないけど、満足出来ない高密度な世界だったので、これから、石井さんの著作をいろいろ読んでみなくては!と思っています。

あと、思わぬ掘り出し物がありました!
なんと、「ちいさいおうち」や、「せいめいのれきし」を執筆したバージニア・リー・バートンのデッサンが数点展示してあったんです!
確かに、石井さんが翻訳した著書ではありますが、まさかこんなレアなものが展示してあるとは、思ってもみなかったので、びっくりしました。
とくに、恐竜のデッサンは、一気に描かれた迫力ある描線の力強さが、すばらしくかっこよかったです!
個人的には、これをみることができただけでも、大満足です(笑)

春休み期間にふさわしい落ち着いた風合いの展覧会だったと思います。


クマのプーさん (岩波少年文庫 (008))クマのプーさん (岩波少年文庫 (008))
(2000/06)
A.A.ミルン

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ちいさいおうち (大型絵本 (3))ちいさいおうち (大型絵本 (3))
(1965/12)
ばーじにあ・りー・ばーとん

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せいめいのれきし―地球上にせいめいがうまれたときからいままでのおはなし (大型絵本)せいめいのれきし―地球上にせいめいがうまれたときからいままでのおはなし (大型絵本)
(1964/12)
バージニア・リー・バートン

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