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行ったけどレビューを書いていないまま会期が終了してしまった展覧会が2つほどあるのですが、それはひとまず置いておいて、先にまだ開催中の展覧会レビューから書いていこうと思います。

今回行ったのは、東京都現代美術館で開催している「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」展
この夏公開のジブリ映画「借りぐらしのアリエッティ」の舞台セットを映画美術監督・種田陽平さんが、美術館内に再現するという企画展です。
 
私は、娘と娘の保育園のお友達&そのお母さんと一緒に行ってきました。
この展覧会、娘のお友達のお母さんに誘われなかったら、多分行かなかったと思います。
と、いうのも、先日、娘をアリエッティの映画に連れて行ったところ、初めての映画館での映画鑑賞だったせいか、興奮しまくりで、じっと見ていることができず、ほとほと手を焼いたからなんです。
しかも見ている最中に「小人なんていないんだよ!」と映画の設定を台無しにするようなことを大声で言い出す始末。
宮崎アニメの「となりのトトロ 」や「パンダコパンダ 」、「崖の上のポニョ 」は大好きだから、大丈夫かと思ったんだけど、アリエッティは駄目なんだ。。。とかなり凹んでしまいました。

あと、美術館で舞台セットの再現?という企画意図がいまひとつ理解できず、夏休みの客寄せ企画のような印象をもってしまったのも、最初全く琴線に触れなかった一因でした。

そのため、お誘いを受けたときも最初は断ろうかと思った位です。
ただ、同時開催の『こどものにわ』展があまりにも面白そうなので、せっかく行くならばこちらも。。。という感じで、お誘いを受けることにしました。

最初、娘に「美術館に行こう!」といったところ、反応が薄かったので、言い方を変えて、「アリエッティのお家を見に行かない?」と誘ったら、今度は興味津々のご様子。
翌日、保育園で「アリエッティのお家に行くの!」とずっと言っていたようなので、映画もそれなりに楽しかったのかなぁ?とかえってビックリしてしまいました。
・・・本当に子供の反応は読めません★

で、ネット情報をいろいろ検討した結果、朝イチで到着するように美術館へ向かい、まず「アリエッティ展」へ。「アリエッティ展」見学後即昼食、その後「こどものにわ展」へ行くという計画となりました。

この計画はドンピシャだったようで、9月の連休初日にもかからわず、アリエッティ展の待ち時間は5分程度ですみました。

「アリエッティ展」の展示構成は大きく二つにわかれていました。
前半は、アリエッティの舞台となった家や庭を再現したセットを探検するコーナー。
後半は、種田さんの手がけた映画作品を紹介した写真パネルや図面、模型、などを展示するコーナーとなっていました。

映画の再現セットコーナーは、探検気分で、ひたすら会場内を歩き回ります。
身長10センチの体から見る世界は、なかなか愉快でした。
とにかく細部まで懲りに凝って作り上げられた造形を楽しむだけでも、十分、入館料の元はとれる内容だったと思います。

こういう身近な物を大きくするという造形は、ちょっとでも手を抜いたり、安くあげようとした瞬間に、ものすごくインチキ臭くなってしまうと思うので、大人の目で見ても楽しめるまでのレベルに仕上がっていることに、この展覧会の気合いを見た気がしました。

一見すると、テーマパークっぽい内容の展示なのですが、物が動くわけでもなく、テーマパークのアトラクション特有の予定調和がないのが、テーマパークとの大きな違いだと思います。
セットの中をそれぞれが自由に歩き回る中で、なにを感じるか、来館者の感性にゆだねられているところが、美術館ならではの企画、という気がしました。
 
娘はものおじすることなく、あちこち歩き回っていました。
映画の場面ということも何となく理解しているようでしたし、展示を見ている間に、映画の内容も覚えているらしいこともわかり、先日の映画館での苦労も報われた気がしました(^^;

おかしかったのは、人間の部屋を、壁の隙間からのぞき込むという設定のセットを見ているとき、壁の隙間から見える大きな靴を見て、「あれは、ぐるんぱの作った靴なの?」と聞いていたこと。
これには、大爆笑でした。

後半の種田さんがこれまで手がけた仕事を紹介したコーナーは、娘が全く関心を示さず、通過しただけで終了。
残念ながら、子連れで見るのはちょっと無理がありました。

私は種田さんのことをこれまで全く知らなかったのですが、「スワロウテイル」など、ずいぶんいろいろなメジャー作品の美術を手がけていらっしゃっる方なんですね。
購入した展覧会図録みた限りでは、彼の回顧展としても、価値のある内容の展覧会となっていたように思います。

 一見、こども向けの夏休み企画と見せかけて、実は、ターゲットは大人という、なかなか奥行きのある展覧会でした。
混むのは必須!ですが、行けば確実に楽しめる内容の展覧会だと思います。


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