上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」展を見た後、昼食を挟んで、行ったのが同じく東京都美術館で開催している「こどものにわ」展
こちらもとても面白かったです。

「アリエッティ展」が、展示物を見るだけの展示だったのに対して、「こどものにわ」展は、完全な体感・参加型の展覧会でした。

会場にはいるとまず、真っ白な部屋の中に、真っ白な球体が幾つも下がっているのが目にはいります。
異空間への導入という感じで、足を踏み入れた瞬間、わくわくしてしまいました。

この真っ白な球体は、大巻伸嗣さんの《Echoes-Crystallization》という作品。
天井からつり下げられた球体には、真っ白な修正液と水晶の粉で、絶滅危惧種の植物などの文様が描かれて、なんとも幻想的でした。
球体のつり下げられた位置から行っても、細部を見て楽しむことはこどもには難しい感じ。
細部を楽しむのは、大人の特権という印象をうけました。

この会場から、次の会場へ続く通路には、白いオーガンジーのような布が、子供が楽に手を伸ばせるあたりに、ふわりとかけられています。
この布が、娘達には大受けで、下から何度もさわって、布がふわふわと動くのを楽しんでいました。

このあたりで、娘達は、ここは面白そうな場所だぞ。と認識した模様。
以後、探検気分で、率先して会場を動き回るようになりました。

次の会場は、この展覧会のイメージ作品として、ポスターなどでも使われている大巻伸嗣さんの《Echoes – INFINITY》作品のコーナー。
会場には、お花畑が広がって・・・いたようです。
この作品、床に貼られたフェルトの上に、顔料で花が描かれていたそうです。
顔料ですから、当然、人がその上を歩くと顔料がはがれてゆき、色あせてゆきます。
その色あせた色彩を見ることで、時間の経過を体感できる、という趣旨の作品だったようです。
ところが残念なことに、私達が行った9月下旬の段階になると、床に敷き詰められていた筈の花は、色あせるどころか、色も形もほぼ無くなってしまっていました。
花の全容を見ることが出来るのは、サンプルとして柱に描かれていた部分だけ。
・ ・・なんというか、宴の後を見せられただけという感じ。

この展覧会の趣旨を考えるならば、今回の作品に用いられた素材のチョイスは、こどもの破壊力と侮っていたと言われても仕方がない気がします。
子供向けの展覧会のメインイメージとなる作品ならば、会期中そのイメージを伝えられるよう、もうひと工夫する必要があったように思います。
もし、娘達がもっと花がくっきりと描かれていた時期に来ていたら、さぞ興奮しただろうなあと思わずにはいられませんでした。

その後につづく、出田郷さんの光と映像をつかった作品のコーナーでは、娘達は、会場を彩る光の効果で生まれた自分たちの影がおもしろかったようで、プリキュアダンズを踊りまくっていました(^^;

そして、この展覧会のクライマックスは、オープンスペースに作られた、遊具型の作品が展示されたコーナー。
このスペース、「アリエッティ展」を見学中に、上から見ることができるようになっていました。
娘は、この会場を上からみた段階で、そこに設置されている巨大なサッカーゲーム風作品をロック・オンして「あそびたい!」とずっと言っていました。
そのため、この作品が目に入った瞬間、作品へ突進してゆき、一生懸命人形を動かそうと、バーを動かしていました。
この作品、昔、横浜トリエンナーレの会場でも、見た覚えがあるのですが、子供に囲まれていた方が、作品自体が生き生きとして見えました。

娘はその後、自転車をこぐと、自転車の周りに作られた木製のレールの上を、おもちゃの自転車が走るKOSUGE1-16さんの 《サイクロドロームゲームDX》の中で、必死で自転車を漕ぎ、会場を取り囲むように設置された遠藤幹子さんの 《おうえんやま》のコーナーに設けられた落書きコーナーでは、チョークで一生懸命落書きをしていました。作品をフルに楽しんでいる様子は、見ていて本当に楽しかったです。

個人的にちょっと大変だったのは、最近お絵かきが大好きで、かつ負けず嫌いな我が娘が、落書きコーナーで、お友達が上手に書いた犬の絵をみて、悔しがって大泣きしてしまったこと。
大変は大変でしたが、終わってみると、これはこれで、良い思い出になったかなぁと思っています(^^;

この展覧会は、こどもがどうやったら楽しめるかということを、とてもよく考えて作られいました。
子供が見て、ちょうど飽きず、疲れない規模にまとまっていることにも、感心してしまいました。
この展覧会を、娘と一緒に、企画意図に沿った形で体感することができて、本当によかったなぁという思いでいっぱいです。

子供と一緒にいろんなイベントに行くことができる時間というのは、おそらくほんの数年の間のことだと思います。そのタイミングで、こういう展覧会に出会えたことが、嬉しかったです。
これを機に、娘が美術館をより楽しい場所だと思ってくれたらいいなぁと思っています。

唯一、残念だったのは、カメラを持っていかなかったこと。
この展覧会、子供向けということを配慮してなのか、すべて撮影可となっていました。
ちゃんとリサーチしなかった私が悪いのですが、結局、携帯でしか写真を撮ることができなかったのが、残念でなりません。

幸い画像付きのブログが多数あるようなので、作品はそちらをごらんになっていただけたらと思います。
オススメは、インターネット大好き小池さんのブログ
是非、ご覧になってみて下さい♪


にほんブログ村 美術ブログ 美術鑑賞・評論へ
にほんブログ村
スポンサーサイト
  
コメント
コメントする












 管理者にだけ表示を許可する?

トラックバック
トラックバックURL
→http://korobomemo.blog110.fc2.com/tb.php/133-d5af1000
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


     
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。