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国際こども図書館で開催している展覧会に行ってきました。
ここで開催している展覧会は、いつも気になっているものの、会期が比較的長いこともあり、そのうち行こう!と思っているうちに終わってしまっているという悪循環をずっと繰り返していました。
今回はツイッターでお知り合いになったkacoさんのブログのおかげで、会期終了間際に駆け込むことができました^^

会場に入ると、まず眼に入るのが2つの円形の展示ブース。
のぞきケースとパネルを掲示する壁が一体化されている凝った作りブースです。
のぞきケースの位置は、子供の目線を考慮して、普通の美術館で使われている展示ケースよりも、かなり低めに設定してありました。
このブースの展示スペースは、円の外側と内側の両方にあります。
まず外側の展示を見た後、内側に入って、内側の展示コーナーを見るという順路となっていました。
一見素敵なケースなんですが、残念ながら、順路がわかりにくいし、弧を描くラインは、本のような方形の資料を展示するには、かなり収まりが悪そう。
展示するのが、とても大変そうなケースなので、現場の人は大変だろうなぁと思わずにはいられませんでした。

で、肝心の展示内容ですが、1920年代から30年代にかけて作られた絵本のうち、主にアメリカとソビエトのものを紹介していました。
会場の中心に据えられた2つの円形のブースの一方にアメリカで出版された本、もう一方にソビエトで出版された本を展示しています。
周辺には、二つのブースを取り囲むように、ケースを設置し、ロシア絵本の影響を多分に受けたと思われるフランスの絵本や、ミロやマリー・ローランサン手がけた挿絵本、大正時代の日本の絵本などを展示していました。

当時の歴史的な流れが体系的にまとめられていて、とても楽しい展覧会でした。
今でも流通している本も多数展示してあり、この時代に作られた絵本が、現代に及ぼしている影響力の強さがダイレクトに伝わってきました。
展覧会タイトルで黄金時代と銘打つのも納得です^^

なんとっても、この展覧会の最大の魅力は、様々な国で同時期に作られた絵本の比較ができる事。

見比べてみるとロシアの絵本が、判型や紙質が規格化されていることが、よくわかります。
その一定の質感がまた良いんですよねー^^
ロシア絵本をちゃんと見たのは、以前、庭園美術館で行っていたロシア絵本の展覧会以来だったのですが、見ているだけで、あのときの興奮が甦ってきました。

一方、アメリカの絵本は、アメリカに移民として入ってきた人々が、それぞれの民族色を出した絵本を刊行しているなど、興味深いエピソードが多々添えられていました。
判型も多様で、カラフルな感じ。
とくにレーニンを紹介する絵本が、発行されていたのには、驚きました。
この本、できるものなら内容も見てみたかったです。

その他、フランスで出版された絵本の洗練されたデザインの目新しさには、強く惹かれるものがありました。

また図書館で開催する展覧会だけあって、ケースに入った絵本の一部は、閲覧コーナーで実際に手にすることができるというのも、嬉しい配慮でした。

展覧会図録も購入したのですが、この施設には、ミュージアムショップがなく、お金を扱うことができないようで、申し込みをすると、後日、郵送されてくるという特殊なシステムをとっていました。
展覧会に行ってから、もう5日ほど経つのですが、まだ図録は手元にとどいていません(泣)
お金を振り込んだり、送料がかかってしまうのも、かなり不便。
一日も早く物販システムを構築して欲しいものです。

あと、若干余談となってしまいますが、この図書館では、子供向けのお話会なども定期的に開催しているようです。
娘を連れて、参加させたいとも思ったのですが、この図書館にたどり着くまでの道筋には、動物園や公園など、娘が夢中になりそうな施設が多数あります。
そんな素敵トラップを乗り越えて、イベントに参加するのは、もう少し大きくなってからじゃないと厳しそう。
無理矢理連れてきて、図書館を嫌いになられてもたまりませんし、娘の興味や関心の方向を見据えつつ、この施設を利用するタイミングを図ってゆきたいと思っています。

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