娘を連れて、山種美術館で開催している「夏休み企画 日本画どうぶつえん」展へ行ってきました。

娘と一緒に、本格的な美術展へ行くのは今回が初めて。
いろいろ不安はあったのですが、夏休み企画と銘打っている展覧会だし、動物画中心の展覧会ならば、動物の絵を描くのが大好きな娘の琴線に触れる作品もあるかもしれないと思って挑戦してみたのですが・・・やはり見込みが甘すぎました。

身体を動かすのが大好きな4歳児にとって、絵を見るだけというイベントは、残念ながら、魅力的ではなかったようです。
娘は、絵を見るよりも先に、会場入り口付近にあるミュージアムショップに気がつくやいなや、ショップに突進し、ショップでウサギのぬいぐるみをゲットして、イベント終了・・・となってしまいました。

しかも、滞在時間が一番長かったのは、展覧会会場ではなく、会場出口に設置してあったスタンプ台の前という結果に…orz

そんな訳で、あっという間の見学となってしまったのですが、「お願いだから、ちょっとママに付き合ってよ」と頼みこんで、なんとか会場を一周することはできたので、それで良しとするべきなんでしょう(^^;

こんな状態で、展覧会を見たというのもおこがましいのですが、一応、展示の印象だけは、書いておこうと思います。

とにかく、この展覧会、展示作品が、優品揃いでした。
正直子連れで来たことを後悔した位(^^;
一人で来て、ゆっくり鑑賞すればよかったと思わずにはいられませんでした。

子供向けと銘打った展覧会って、実は玉石混合で、レプリカ作品ばかりを並べてお茶を濁すケースも多々あります。
そんな中、本物の作品をきちんと展示している姿勢は、子供の能力を信頼し、尊重している感じがして、好感がもてました。

ただし、作品の展示位置は、ほかの大人向け展覧会と変わりなく、子供の目線を意識した設営は、なされていないようでしたし、解説パネルも(きちんと読んだわけではないのですが)、文字数が多く、漢字が多用してあるようでした。
おそらく、小学校高学年~中・高校生くらいを想定した展示だったように思います。

その結果、子供よりも、むしろ大人が、いつもと違う角度から、日本画を楽しめるように仕上がっていたように思います。


動物という身近で親しみやすい題材を、ふんだんに盛り込んだ会場は、和やかな雰囲気をたたえていました。
ネコや兎といった小動物からはじまり、馬などの哺乳動物、鳥、最後の方には、トビウオの屏風絵まであり、こんな動物もモチーフになっていたんだ!という新鮮な驚きがありました。

娘の反応が良かったのは、竹内栖鳳「班猫」や、トビウオの群れを描いた川端龍子「黒潮」屏風でしょうか。
あと、御舟の描いた蜘蛛の巣には、「きれいだねぇ。どうやって描いたの?」と関心を示し、しげしげと画面を見ていました。

私は、御舟の馬の描く過程を追った下絵を軸装した作品が、見ていて楽しかったです。
そのほか、兎の絵がいっぱい並んでいるコーナーも楽しそうで、心がなごみました。
が、とにかくチラリとしか見られなかったので、感想をきちんと書くことができないのが、残念でなりません(涙

子供と一緒に展覧会を見に行く時には、自分は見ることができないと覚悟して行かねばいけないんだということを、痛感させられました。

このように、とても充実した楽しい展覧会だったのですが、図録が作成されていなかったことだけは、とても残念でした。
子連れでゆっくり見ることができなかった親へのフォローとして、せめて、解説パネルの内容だけでも小冊子にしてほしかったなぁ・・・(^^;

時間が許せば、もう一度、今度は一人で再訪して、ゆっくり鑑賞したいと思っています。
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