八王子夢美術館で開催していたたむらしげるさんの個展に行ってきました。
八王子夢美術館に行くのは、今回が初めて!
遠いし、なかなか大変そうなので、行くかどうしようかかなり迷ったのですが、たむらさんのギャラリートークが開催されると知り、思い切って参加してみました。
はじめてお目にかかるたむらさんは、とてもダンディでやさしそうな方でした。
ギャラリートークの参加者の数が、本人が予想していたよりも、はるかに多かったようで、少々とまどっていらっしゃるようでしたが、どのような技法を用いて作品を作っていらっしゃるかを、実際の作品を前にして、淡々と語ってくださいました。
お話を聞くまでは、CGやマックを先駆的に使っていらっしゃる方、というくらいしか、たむらさんの技法に関するイメージはなかったのですが、予想以上に、さまざまな技法に挑戦していらっしゃいました。
CGだけでなく、初期にはリトグラフやプリントゴッコなども用いていらっしゃるし、CGと言っても、いちどCGで描いた作品を切り取って立体オブジェをつくり、それを撮影して平面にするなど、さまざまな形でCGを駆使して、作品を作り上げているそうです。
そんなお話をするたむらさんは、実験好きで好奇心旺盛な「ロボットのくにSOS 」に登場するルネ君やフープ博士のようでした。

ロボットのくにSOS (こどものとも傑作集)ロボットのくにSOS (こどものとも傑作集)
(1996/09/10)
たむら しげる

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とくに、絵本をきれいな色で印刷するためのこだわりには、脱帽してしまいました。
印刷と一言でいっても、本当に奥深い世界のようです。
絵本をつくるにあたり、ご自身で分版された色版と、原画、印刷物を、一緒に展示しているコーナーは、たむらさんのこだわりだけでなく、印刷のしくみなどもわかり、面白かったです。
ここでは、娘も大好きな「ありとすいか 」の原画を見ることができたのが嬉しかったです
ありとすいか (名作絵本復刊シリーズ)ありとすいか (名作絵本復刊シリーズ)
(2002/03)
たむら しげる

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会場内に展示されていた作品のうち、特に印象に残っているいるのが「メタフィジカルナイツ」という作品でした。
これはCGを市販のプリンターでモノクロ印刷した作品なのですが、黒の階調を細かく指定して印刷したところ、当時のプリンターの性能では階調を処理しきれなかったらしく、黒のグラデーションに虹のような七色の波形が出てしまったのだそうです。そのかすかな七色の幻想的で美しいことといったら!
たむらさんが作品にそえたコメントには、この色は『創造の女神からの贈り物』だと思った。と書いてありました。
今の性能のプリンターで印刷したら決して出ないその色は、まさに幻のように揺らめいていました。

また、昔大切に持っていたポストカードがプリントゴッコでつくられたものであったことが判明したりと、個人的にいろいろ懐かしい作品をみることができたのが、嬉しかったです。

最後に、ミュージアムショップで娘へのお土産に「ランスロットのはちみつケーキ (ロボットのランスロット)」を買って会場を後にしました。
この作品、娘に大好評でしばらく毎晩のように読んでいました。

ランスロットのはちみつケーキ (ロボットのランスロット)ランスロットのはちみつケーキ (ロボットのランスロット)
(2005/10)
たむら しげる

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たむらさんの作品は、娘と相性がいいようで、いままで買った作品のほとんどがヘビロテ本となっています。
秋には、こどものとも0123で、また新作が発表されるようなので、今から楽しみです^^
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