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9月5日、東京都美術館で開催されたファミリーイベントに参加してきました。
このイベントは、上野界隈にある9つの美術館博物館が連携して行っている「あいうえの学校」という子供たちのミュージアムスタートを応援するというプログラムの一環として開催されたもので、なかなか人気のあるイベントのようです。

今回は「キュッパのはくぶつかん」という絵本をベースに企画された「キュッパのびじゅつかん」という展覧会を見学したあと、同じく上野にある国立科学博物館へ移動して、常設展で鉱物標本のスケッチをしてきました。

「キュッパの美術館」展は、物を収集する面白さと、集めることによって一つのモノだけでは、感じられない新たなモノの価値が見えてくることを体感できるユニークな展覧会でした。
個人的には、大阪自然史博物館が所蔵する木村蒹葭堂の「貝類標本」など、全国の博物館が所蔵する個人コレクターが収集した、おかしなモノコレクションをみせるコーナーが、かなりツボでした。

展覧会のメインは、会場に配置された細々としたモノ(ガラクタ?)を自分の基準でチョイスして、分類し、標本箱を作ろうというコーナーです。
展示室には、幅12メートル、高さ8メートルのヒノキ材で作られた収蔵棚が作られています。
その前に広がる床には、1000種類以上の物が分類されないまま置かれています。
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このコーナー、同じモノでも、それぞれの基準で独自の意味づけができるのが、コレクションの面白さなんだなぁということが、実感できる非常に面白い試みでした。
娘も大喜びで標本箱作りを楽しんでいました。

この収蔵棚、通常は上まで上がることは出来ないのですが、3時頃から人数限定で、見学することができるようです。
その時間に展覧会にいらした方は、ぜひ整理券をゲットして登ってみてください。
上の方には、このコーナーを監修した日比野克彦さんとキュッパの生みの親であるオーシル・カンスタ・ヨンセンさんの作った標本箱が展示してあります。

今回のイベントは、ざっくり言ってしまうならば、ギャラリートーク付き見学会という感じだったのですが、展示自体が参加型だったこともあり、かなりアクティブな時間を過ごすことができました。
キュッパ展だけでも、内容が盛りだくさんすぎて、科学博物館でのスケッチは親子共々少々バテ気味になってしまいましたが、なかなか楽しい1日でした♪


この展覧会は、最初にふれたとおり絵本からインスパイアされた企画です。
「キュッパのはくぶつかん」という絵本は、以前私のブログでもとりあげたことがあるのですが、物語の形式をとりつつ、博物館や美術館の成り立ちや構造への理解を深めることができる楽しい本です。
博物館、美術館との親和性も高く、この本をモチーフに展示を作るのは、素晴らしいアイディアだと思いました。
特にユニークに感じたのが、絵本とのコラボ企画にもかかわらず、絵本の原画作品は、一切展示されず、本のテーマをベースに、独自に展示作品をチョイスし、絵本とはまた別な形で、展覧会を作り上げてる点です。
絵本に関する展覧会は多々あれど、こういうアプローチの仕方は日本においては、非常に珍しいのではないでしょうか。
この展覧会の切り口は、絵本を素材とする子供向け展覧会のあり方に、新たな可能性を感じさせるものだったと思います。

子供向けの展覧会は、本当に玉石混交で、当たり外れが激しく、企画をみつけても行くべきか否かいつも悩んでしまうし、特に最近は、映像を駆使したお祭り騒ぎ的な体感型の展覧会ばかりが目について、若干辟易としていたところだったので、参加者自らが工夫し試行錯誤する余地のある、この展覧会が、よりいっそう魅力的に感じられた気がします。

この展覧会だって、正直、現代アーティストの作品の中には、今回の展覧会にいれなくてもいいんじゃね?というような作品もなかったわけではないのですが(笑)そういうチャレンジングな要素も含めて、ユニークな展覧会だったと思います。
結果、大人も子供も素敵な時間を過ごす事ができる場所が完成したように感じました。
会期は10月4日まで。オススメです♪

キュッパ公式サイトはこちら
キュッパアニメなども公開されています。

最後に展覧会関連書籍をご紹介しておきます。







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