アンデルセン童話全集?アンデルセン童話全集?
(2011/08/03)
ハンス・クリスチャン アンデルセン、ドゥシャン カーライ 他

商品詳細を見る
板橋区立美術館で開催中の「幻惑の東欧絵本 ドゥシャン・カーライ の超絶絵本とブラチスラヴァの作家たち 」 へ行ってきました。
ドゥシャン・カーライ は、昔、ちひろ美術館で作品を目にして以来、何となく気になっていたアーティストだったのですが、今回大規模な展覧会が開催されると知り、早速行ってきました。

板橋美術館は、ボローニャ国際絵本原画展を毎年開催してる実績や、日本画関連で面白い展覧会を手がけていると言うイメージがあり、展覧会の告知を見るたびに、行きたい、行きたいと思っているものの、交通の便が悪いというイメージがあり、なかなか足を運ぶことができないでいる美術館です。

今回も、興味のあるアーティストの展覧会ではあるものの、行くのは難しいかな、と思っていたのですが、ふと目にした展覧会チラシとポスターが、本を模した独創的な形をしていて、あまりに印象的だったので、これは行かねば!と決意した次第です。

私が行ったのは、平日の午後3時過ぎだったのですが、会場は想像していた以上に閑散としていました。
来館者は、私の他に3,4人ほど。
久々にゆったりと展覧会を満喫させていただきました(笑)

展示は、幼少期からはじまり、カーライ氏がてがけたオブジェや油彩、アニメーション原画や切手などの様々な媒体の作品をとりあげ、彼の作品の多様性を紹介するコーナーと、絵本挿絵のコーナー(ここには、彼が指導したブラチスラヴァの作家たち の作品も含まれていました)、最新作・アンデルセン全童話集の挿絵原画のコーナーに分かれていました。

「不思議の国のアリス」をモチーフにした作品群は、おかっぱ頭のアリス像がとても斬新でした。
また、4年をかけたというアンデルセン物語の挿絵も、見所満載で大変充実していたと思います。

ただ残念なことに、会場自体が大変狭く、展示作品は、縦に2枚づつ吊して展示してある箇所が、いくつもありました。
これは、作品との目線がとりにくくて、非常に作品が見づらかったです。
作品と作品の間も、間隔がせまくて、余韻に浸れない感じ。
とても、ごちゃごちゃしていた印象が残った展覧会でした。

おそらく、巡回展の会場のキャパを配慮して、出品作品を増やしたのではないかと思うのですが、こんな無理をして沢山の作品を展示するくらいならば、巡回展ごとに出品作品が異なるということにして、展示室のキャパにあわせた作品数におさえればいいのにと思わずにはいられませんでした。

特に、カーライさんが指導したブラチスラヴァの作家たちの作品を展示していたコーナーは、これをなくせば、カーライさんの作品がもっと見やすく展示できるのは明らかなだけに、フラストレーションがたまりました。

「ブラチスラヴァの作家たち」コーナーに展示してある作品も、大変面白く、個人的には、出久根育さんの原画を多数見ることができたのは、とても嬉しかったのですが、それでも、やはり展覧会は、展示作品の量を誇示するよりも、一つ一つの展示作品をより美しく見せることを最優先にしてほしいと思います。

特に、東欧の絵本作家の展覧会という、板橋区立美術館ならではの企画力を見せる展覧会であるならば、そこは、頑張ってほしかったなぁ・・・というのが偽らざる気持ちです。

展覧会会場は建物の2階にあるのですが、会場までの誘導に、カーライ氏のイラストを用いたり、随所に工夫を凝らして、展覧会場として不便な部分をいろいろ補っている努力もかいま見えるだけに、肝心の作品の見せ方だけが、なぜ。。。とただ、ただ、悲しかったです。

本当にいい展覧会なのになぁ。。。
こうなってくると、今後行われるであろう巡回先でどんな風に作品が展示されるのか、かなり気になります。
行ける物ならば行って見て比べてみたいものですが、まあ、物理的には不可能なのが現実です。
残念★

あと、展覧会カタログ!
勝手に、ポスター・チラシのデザインがそのまま展覧会の図録の表紙になると思いこんでいたので、デザインが全く異なっていたのが意外でした。
ポスター・チラシにくらべるとはるかに大人しいデザインで、なーんだ普通の図録じゃん!とちょっと肩すかしをくらった気分になりました。
ま、それだけ、ポスター・チラシのデザインに、インパクトがあったということなんだと思うのですが(笑)

この展覧会、ポスター・チラシのインパクトに負けない、いい作品が展示してある展覧会だったと思います。
いろいろ気になる点はありましたが、やはり最後は作品の力で癒されました♪
久しぶりに、展覧会をじっくり堪能する午後をすごせて、楽しかったです。

12月くんの友だちめぐり12月くんの友だちめぐり
(2010/03)
ミーシャ ダミヤン

商品詳細を見る
スポンサーサイト
  
コメント
コメントする












 管理者にだけ表示を許可する?

トラックバック
トラックバックURL
→http://korobomemo.blog110.fc2.com/tb.php/4-637501c8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)