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かいじゅうたちのいるところかいじゅうたちのいるところ
(1975/01)
モーリス・センダック

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普段、人並み外れた大声で、保育園を駆け回っている我が娘ですが、結構、恐がりなところもあるようで、お化け、鬼、怪獣、と言ったキーワードには、かなり敏感に反応します。

例えば「ねないこだれだ」というお化けが出てくる絵本。
夜は絶対に読もうとしません。

また、「三びきのやぎのがらがらどん」という絵本には、やぎのがらがらどんを食べようとするトロルが登場しますが、これも、怖くて仕方ないようです。

でも、3才にもなると、どうやら”怖いもの見たさ”という感性も育ってくるようで、最近は、怖いものがでてくる絵本をおそるおそる読むようになりました。
そんな娘が、最近お気に入りの絵本が、この「かいじゅうたちのいるところ」です。

この本は、いたずらをしてお母さんに寝室に閉じこめられたマックスという男の子が、船にのってかいじゅう達の住む島へゆき、かいじゅうの王様になると言うお話です。

残念ながら私自身は、子どもの頃には、この本を手にすることはありませんでした。
この本との初めての出会いは、大人になってから。
しかも、大学の西洋美術史の授業の中でした。
その授業の中で、この絵本は、キリスト教の黙示録のイメージがモチーフとして使われている本としてとりあげられていました。
絵本を美術史の中に位置づけるという着眼点のおもしろさに、あっという間に授業に引き込まれてしまったことを、この本を手にする度に思い出します。

ただ、そういう特殊な出会い方をしたせいか、この本を読むのに適切な年齢の判断がつかず、娘に見せるタイミングを計りかねていたのも事実です。
幸い、最近映画化されたおかげで、映画の広告をみた娘の方から、これはなあに?と聞いてきました。
そこで、ためしに読んでみたところ、タイミングがばっちりあったようで、12月中は、毎晩のようにこの本を読む羽目になってしまいました。

娘は、登場するかいじゅうも、おおかみの着ぐるみを着た主人公のマックスもかなり怖いようなのですが、とにかく、かいじゅうが気になって目が離せないようです。
毛むくじゃらなのに、足だけが人間と同じといった異形の部分に気がつくと、「なんか変~」といってみたり、爪がのびていたり、目が黄色なところを発見する度に、指をさして、キャー、キャー言っています。
「かいじゅうって、こわいけど、かっこいい~」んだそうです。

また、マックスが、かいじゅうたちの制止をふりきって舟に乗って島を出て行く場面にくると、両手を挙げて、かいじゅうたちの声のようなひくーい声で「かいじゅうたちは、『ばいばーい』といいました~」と言葉を足してきます。
それが面白くて、ついつい、こちらも熱演するようになってしまいました(笑)

お父さんに読んで貰うときには、ふたりで、かいじゅうおどりの歌を作って遊んだりもしているようです。

あまりにノリノリで楽しそうにしているので「みーちゃんも、かいじゅうの島にいく?」と聞いてみたところ、真顔で「やだ!」と断られてしまいました。
マックスになるのも嫌なんだそうです。

あと、夕ご飯抜きで寝室にいく、という罰もよくわからないようで、「どうして、ご飯たべないの?」と聞かれたときには、答えにつまってしまいました。
逆に、「みーちゃんもご飯食べないでベットに行く?」と聞いたら、これもやはり「やだ!」との答えが返ってきました。

さらに最近は、どんなことにも「どうして?」を連発するお年頃なだけに、「どうして、お部屋のなかに、木がはえてくるの?」と場面転換の根本的な部分に関して問いかけられ、さすがにどうしてなのかなぁ?としか答えられなかったです。

なぜ、ここまで好評だったのか、正直、よくわからないのですが、やはり、いたずらの延長にある冒険という、設定が、子ども心をくすぐるのかなぁと思っています。
いたずらって、バレたら怒られるスリルと背中合わせな分、ちょっと後ろ暗くて、怖いものですし。
しかも、そこで仲良くなる生き物がかいじゅうという設定は、完璧としかいいようがありません。

また、センダックさんの緻密な描写と場面転換の巧みなことと言ったら!
とくに、かいじゅうおどりの場面の楽しそうなこと。
質の高い絵本には、クライマックスに言葉はいらないんだなぁと、思わずにはいられませんでした。

絵本を楽しんでいる娘をみていると、映画も連れて行ってあげたいのですが、普段落ち着きがないだけに、2時間じっと座っていられるか心許なく、残念ながら、DVDになるのを待って見せてあげようと考えています。

(2012年5月21日追記)
5歳になった娘。この絵本には見向きもしなくなってしまいました。
久しぶりに読んでみようよ。と何度も行ったのですが、頑なに嫌だと言い続けています。
なんで?と聞くと、「かいじゅうがこわいから」とのこと。
小さい頃はあんなに喜んでいたのになぁ。。。もう読んでいたことも忘れちゃったのかも。
寂しいです。
そういえば、映画も見ていないままです。こちらもどうしようかなぁ。

ねないこだれだ (いやだいやだの絵本 4)ねないこだれだ (いやだいやだの絵本 4)
(1969/11)
せな けいこ

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三びきのやぎのがらがらどん―ノルウェーの昔話 (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)三びきのやぎのがらがらどん―ノルウェーの昔話 (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
(1965/07)
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