「ゆっくりくまさん」

GWもとうとう終わってしまいました。
・・・とはいっても、私は、サービス業の悲しさ(笑)GW中もほとんど出勤しておりました。
しかもGW中は保育園がお休みのため、娘と一緒に実家へ行き、私は実家から出勤、娘は母に見てもらうという生活を送っていました。

で、実家には、いまだに私が子供のころに読んでいた絵本がいくつか母セレクトで保存してあったようで、母がそのうちのいくつかを娘に見せたところ、娘が、一番気に入ったのが、今日紹介する「ゆっくりくまさん」だったそうです。
私の家においてあった「ゆっくりくまさん」は、幼稚園の定期購読で購入した「こどものとも」222号版。
なんと定価150円!
この値段で親子2代で楽しめるというのは、驚異的なコストパフォーマンスだと思います(笑)

「ゆっくりくまさん」のあらすじは、こんな感じ。
ゆっくりやまのゆっくりくまさんが、ゆっくりゆっくり食べ物を探しに、森へやってきたのですが、どこにいっても、ほかの動物に先をこされてしまいます。
最後に川のむこうにやまぶとうをみつけるのですが、川をわたることができません。
そこでゆっくりくまさんは、向こう岸にわたるためあることをはじめます。。。

娘は、お話の中にでてくる歌がお気に入りのようで、歌詞をすっかりおぼえてしまいました。
くまさんがうたう場面になると
「やぶには あまいみ すっぱいみ ~♪」
と(おそらくおばあちゃんが教えた)節を付けて歌っています。

お話自体も、前半はかなり覚えたようで、最近は、私が読まなくても、自分でお話を暗唱するようになりました。
おそるべし2歳児の記憶力!
好きなことに対する好奇心って大事なんだなぁと、改めて娘に教えられた気がします。

ただ、この絵本、私自身はそれほど好きだった覚えはないんですよね(^^;
母も、私が気に入っていたから置いていたというよりも、自分の好みでおいていたようですので、娘がこんなに気に入るとは思っていなかったようです。
好みの違いといったらそれまでなのですが、、、
娘のこの本への接し方が、これからどんな風に変化して行くのかを見守ってゆくと、より、お互いの好みの差がわかって面白いかも・・・と密かに期待している今日この頃です。

残念なことに、「ゆっくりくまさん」は、2006年に復刻されたものの、現在は絶版となっているようです。
すべての本が生き残ることができないのは、よくわかっているのですが、娘の反応を見ていると、なくなってしまうのは惜しい本だと思わずにはいられません。
再版してくれるのを気長に待ちたいと思います。
 

ゆっくりくまさん (こどものともセレクション)

森 比左志 / 福音館書店

スコア:

くれよんのくろくん (絵本・こどものひろば)くれよんのくろくん (絵本・こどものひろば)
(2001/10/01)
なかや みわ

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「くれよんのくろくん」
最近、娘はお絵かきにめざめた模様。
ひたすら線をなぐり描きする時期を終了し、最近は、人の顔らしきものを描くようになりました。
いろいろな形をかけるようになって、絵をかく楽しさに目覚めたようで、紙をみつけると描くための道具をねだるようになりました。
そういえば、人の顔らしきものを描くようになったら、私にむかって、「○○描いてー」とねだることも少なくなったように思います。
ただし、まだ基本的に、最初に手に取った色を使って、一色でしか絵は描きません。
ピンク系の色がお好みの様子。

そんな絵を描くのがたのしくなってきたらしい娘に、今月買った絵本は「くれよんのくろくん」
くれよんたちが一緒に絵を描く姿が楽しい一冊です。
最終的に、かなり高度なテクニックを使った花火の絵が完成します。

娘の反応は、まあまあという感じ。
本が入っていた袋が「こぐまちゃん」模様だったので、最初は袋に夢中でした(苦笑)

本を読んであげると、なぜか、花火のページになったら、花火を食べはじめ、私とお父さんにもわけてくれました。
花火みたことあるはずなんだけどなぁ?
外で見た花火と絵本の花火のイメージがむすびついていないのかな?
ちょっと謎な行動でした。

今は「お絵かきの本」と呼んでいます。
でも、やっぱり、「よるくま」と「こんとあき」にはかなわないご様子。
相変わらず、この2冊が大好きみたいです。

2009年5月5日追記:
この絵本、思いのほかお気に召したようで、最近は「よるくま」「こんとあき」とならぶヘビーローテーション絵本の仲間入りをしています。

はじめてのおつかい(こどものとも傑作集)はじめてのおつかい(こどものとも傑作集)
(1977/04/01)
筒井 頼子

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あけましておめでとうございます。

昨年末に更新する予定で、書いていた本の紹介文、手直しをしようと思っていたら、そのまま年を越してしまいました。
そのままUPしましたので、よろしければ、この下の日記「おやすみなさいの本」もつづけてごらんくださいませ(汗)

今月購入した本は、「はじめてのおつかい」
お母さんにたのまれて、はじめてお店に牛乳を買いにいく女の子のお話。
買い物に行って帰ってくるまでの、女の子の気持ちが臨場感たっぷりに描かれた、ロングセラー絵本です。

私も子供のころに読んでいた本だったので、娘がもう少し大きくなったら読んであげるつもりではいたのですが、今回、急遽、予定を前倒しして購入しました。

前倒しした理由は、、、主人公の名前が、娘の愛称を同じ「みぃちゃん」だったから(笑)
先日、保育園にお迎えにいったら、ちょうど娘が先生にこの絵本を読んでもらっているところに遭遇しました。
先生がおっしゃるには、主人公の名前が、娘の愛称を同じ「みぃちゃん」ということで、娘がとっても気に入っている絵本なんだそうなんです。

保育園の先生に言われて、この本の主人公の名前がみいちゃんだったと知り、とびっくりした次第です。

娘は、みいちゃんが登場すると「これといっしょだ!」と言いながら自分を指差して、喜んでいます。
あと、みいちゃんが、坂道を走り出す場面では、なぜか自分も走ろうとしているのが、笑えます。

娘自身が、一人でお使いする日は、まだまだ当分先だと思うのですが、、、それまでは、この絵本で、お買い物気分を満喫してもらえたらと思っています。

それにしても、今見ると、この絵本に描かれた風俗って、随分レトロな感じにみえますね。
みいちゃんがお買い物する雑貨屋さんって、いまでは、あまり見なくなった気がします。
赤電話や、お母さんの髪型、、、今の子には、どんな風に見えるのかぁ?(笑)

(2009年06月30日追記)
みいちゃんが自分と重なるようで、相変わらずお気に入りの絵本です。
最近、お散歩や保育園の帰り道、急に立ち止まり、塀にぴったり背をくっつけて動かなくなることがあります。
なんだろう?と思っていたら、この絵本のなかで、みいちゃんが、へいにぴったり背をつけて、自転車が走ってゆくのをやりすごす場面を真似していたようです。

絵本を読んでいるときには、みいちゃんが大きな声で「ぎゅうにゅうください」という場面で、一緒に声をだしています。

絵本の背表紙に、買い物からかえったあと、買ってきた牛乳を飲んでいるみいちゃんの絵がかいてあるのですが、それも読んでといわれるので、適当にお話を作って読んであげるようになりました。

(2012/1/10追記)
いつの間にか、娘は、みぃちゃんと同い年なっていました。
久しぶりにこの本を読みたいというリクエストを受け、読んだのですが、娘は、2歳の頃何度も読んでいたことはすっかり忘れてしまっているようでした。
同い年の女の子がおつかいにいく様子に、ライバル心が生じたようで、私もおつかいに行きたいといいはじめているので、どうしたものかと考え中です。

おやすみクマタくん (幼児絵本シリーズ)おやすみクマタくん (幼児絵本シリーズ)
(2001/03/15)
カズコ・G. ストーン

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よるくまよるくま
(1999/11)
酒井 駒子

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お久しぶりです。
なかなか継続更新ができなくてすみません。
どーも、更新が習慣化しないんですよね。
困ったものです。
そしておそらく、これが今年最後の更新です。

今日は、寝るときに読む絵本を2冊、とりあげたいと思います。

私と娘が絵本を読むのは、たいてい寝る前の寝かせつけの時間です。
最近、自己主張がはっきりしてきた娘のリクエストにより、ヘビーローテーションしているのが、「おやすみクマタくん」と「よるくま」です。

「おやすみクマタくん」は、その名前のとおり、寝かせつけ用に書かれたと思われる絵本。
寝るのが嫌なクマタくんに、ママくまさんが、寝ないと枕やベットが遠くにいってしまいますよーとお話するパターンが、繰り返されます。

娘は、最初の場面で鳩時計が「パッポー、パッポー・・・」と鳴く場面と、
「くまたくんがねないと○○(例・まくらなど)がどこかにいってしまいますよ。」
「どこへ?」
「○○は、夜空にふんわり浮かんで飛んで○▲×の方・・・」
という文章に登場する「ふんわり」という表現が、聞き取りやすいらしく、気に入っている様子です。

たまに、この本を一人で持って、読む真似もしています。
娘が、読む真似をする本は、いまのところ、これだけなので、そんなに気に入っているのかなーと思ってみています。
ただ、私がいるのに気がつくと、すぐに「読んでー」といって読むのをやめてしまうので、文章をどこまで覚えているのかは、よくわらないのですが★

実はこの本、寝かせつけに便利かも。。。という下心があって、購入しました。
そういう下心って子供にもバレちゃうかなとも思ってたので、正直、これほど受け入れられるとは、予想していませんでした。
こういう嬉しい誤算は本当にありがたいです(笑)

さらに、ちょっと後ろ暗いのは、本の中で、鳩時計が寝る時間として告げている時間は、8時なのですが、たいてい読んでいるのは、9時過ぎなこと。
読んであげるときには、大抵、読んでいる時間にあわせて、鳩時計の鳩を鳴かせています。
保育園児を八時に寝かせるのは、物理的に無理なんです(泣)
苦労かけさせてごめんね>娘


一方「よるくま」は、まだ娘が誕生するよりもはるか昔、絵本の展覧会で出会って、購入した本です。
原画の美しさに私が一目ぼれして買った絵本だったので、娘が気に入ってくれて本当に嬉しいです。

「よるくま」は、夜、男の子のところにやってきた「よるくま」と一緒に、男の子が「よるくま」のお母さんを探すというお話です。

面白いのは、よるくまのお母さん探しを手伝った男の子が、自分のお母さんに、「よるくま」のお母さん探しの顛末をお話するという、構造になっているところ。

話の構造がちょっと複雑なだけに、2歳児にはまだ早いかな?と思いつつ、おそるおそる読んでみたのですが、娘の食いつきはものすごくよかったです。

作り手側も、お話の構造が複雑なことを、気にしているのか、男の子がお母さんに話す言葉と、お母さんが男の子に話しかける言葉の、フォントを変えたり、「よるくま」という単語だけ色をつけたりという、少々、行きすぎとも思えるような配慮もしてあります。

でも、その心配は杞憂だったんじゃないかなぁ?
話の構造の複雑さは、子供にとっては、何の支障にもなってないようです。
娘は、よるくまのお母さんとよるくまが、再会するクライマックスシーンでは、いつもものすごく嬉しそうに、声を立てています。

この絵本は、黒を美しく操るアーティストの一人である、酒井駒子さんの比較的初期の作品です。

絵はすべて、黒系の色を背景に用い、場面・場面で黄系の暖色の挿し色を使って画面が構成されています。
暖色の挿し色が、すばらしく効果的な暖かさを生み出しています。
よるくまの鼻がぽっちり赤いのも、なんとも魅力的(笑)。

いうまでもなく、男の子とよるくまの仕草や表情も豊かです。

そしてなんといっても、素敵なのが、クライマックスのお母さんとの再会シーンとその直前のよるくまが泣いている場面。
酒井さんの画力がなければ、この本は成立しなかったことを、端的に示しているページです。

話も酒井さんのオリジナル。

最近、酒井さんは挿絵に徹しているようで、あまりご自身で物語をつくることはないようですが、酒井さんの絵にもっとも適した話を作れるのは、酒井さん自身しかいないのではないかと、言葉が添えられていない、この本のクライマックスシーンを見るたびに思います。

そういう意味で、作家としての酒井さんの作品を見たいなあ、と思う今日このごろです。


 最後に、私の子供、読んでいるときの反応を二つほど。
 (ここは、親バカ育児日記的要素満載なので、読み飛ばしてください)

エピソードその1
いつも私が、「よ・る・く・ま」とタイトルを読むと、娘も一緒に、文字を一文字ずつ指して、「よ・る・く・ま」と声を出して読んでいました。
読んでいるうちにいつのまにか、「る」という文字の形を覚えたようで、最近は、看板や、本の活字の中に「る」を見つけると「る!」と叫ぶようになりました。
さらに「る」のほかに、自分の名前にはいっている「み」の文字も覚えたようで、「み」の字を見つけたときには、「みーちゃん(自分の愛称)の“み”!」と叫ぶようになりました。

「る」と「み」の「くるりん♪」と丸まっている形が子供心をつかんだような気がします。

エピソードその2
先日、ベットに入ったとき、ベットによるくまが、置いてあることにきがつかず、その上に、横になってしまい、本を折り曲げてしまいました。
あまりのショックに私が呆然としていたら、娘があわてて、本を撫ぜ撫ぜして、「本、きれいになったよ。大丈夫だよ」と慰めてくれました。
しかも「直ったから、また読もう!」と明らかに私を励まそうとして声をかけてくれたのです。
2歳児に気を使わせる母親ってどうよ。。。と、情けなくなってしまいました。

大事な本を汚してしまって、本当にごめんなさい。
もうちょっと、しっかりしたお母さんになるよう、お母さんも頑張ります。


 そんな感じで、年内の更新は、ここまでということにしたいと思います。

 展覧会レビューは西洋美術館で開催していた「ハンマース・ホイ」展が残ってしまったのですが、、、(汗)こちらも出来るだけ早くレビューするようにします。
こんな調子ですが、来年もどうかよろしくお願いします。

12月は、なんだかイレギュラーな絵本購入をしまくってしまいました(汗)
原因は、俵万智さん「かーかん、はあい 子どもと本と私」を読んで、いろいろ絵本を買いすぎてしまったから。

この本、朝日新聞に連載されている絵本書評を単行本化したものなんですが、お子さんの反応などが楽しく書かれていて、エッセーを読んでいると、つい、紹介している本を買いたくなってしまいました。
でも、娘には、ちょっと早すぎた本が多かったらしく、買った本には、あまり反応がありませんでした。
娘がもう少し大きくなった時を見計らって、改めて読んであげようと思っています。

一方、娘にとっての、今月の絵本は、ジブリ美術館へ行った際に購入した「めいとこねこバス」の映画パンフレットだったようです。
この映画は、ジブリ美術館でしか見ることができない短編映画です。

娘は、今年の夏に宮崎アニメ「パンダコパンダ」のDVDを見て以来、宮崎アニメに目覚めてしまい、トトロも大のお気に入りで、DVDを何度もみるようになりました。

そんな娘を、今月、思い切って、ジブリ美術館へ連れて行ってみました。
美術館は、実寸大?ネコバスなど、子供向けに作られた施設が多く、娘も十分に楽しめたようです。
帰ってきてからは、ネコバスをみるたびに「これ乗ったのー」と言っています。

今回紹介した短編映画も、おとなしく見ていました。
上映中騒ぎだしたらどうしようと、内心、ひやひやしていたのですが、杞憂に終わりホッとしています。
で、記念に買って帰ったのが、この映画パンフレットだったのですが、あらすじを紹介するページが、絵本仕立てになっていました。
ためしにそのページを、娘に読んであげると、絵本を読むのと同じ感覚で、本を楽しんでくれたんです。
おそらく、パンフレット製作者の方もそれを狙ってくださっているのだと思うのですが、狙いはドンピシャだった模様。
大好評でした(笑)
ジブリの底力を改めて感じさせられた一冊でした♪
映画を見た方は、ぜひ、パンフレットも購入してお帰りになることをお勧めしたいと思います。

かーかん、はあい 子どもと本と私かーかん、はあい 子どもと本と私
(2008/11/07)
俵 万智

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